過去ログ - 【艦これ】「提督、榛名は……榛名は大丈夫ですよ」
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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 15:49:20.73 ID:KgKqg9VtO
「総員、戦闘体勢に移行して。漣さんは卯月さんの事をお願いね」

そんな私達を気遣いながら、ゆっくりと先導していた酒匂さん達だが、やがてその動きが止まる。

「……やれやれ、また敵に空母が居るのか」
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 15:53:48.44 ID:KgKqg9VtO
「第一水雷戦隊、旗艦の酒匂を始め、以下、漣、響、叢雲、島風。帰投致しました」

「ん? あー、はい。確認しました」

鎮守府に帰還した私達を出迎えたのは、鎮守府近海の警戒を形だけ行っている、やる気の感じられない守衛二人だけだった。
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:00:20.94 ID:KgKqg9VtO
「提督なら、こちらに居ませんよ」

響さんを送った後、執務室に立ち寄った私を、秘書官が出迎える。

「……では、どちらに?」
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:02:24.24 ID:KgKqg9VtO
「っと、悪いな。気をつけていたつもりだが、小さくて見えてなかった」

衝撃でちょっとだけ顔が歪む。そんな私にからかい半分な口調で、目の前に立つ人物が言う。
初めて聞く声に、私は泣き濡れた顔のまま、その人物に視線を向けた。

以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:03:04.73 ID:KgKqg9VtO
「……まあ、なんだ。ーーよく、頑張ったな」

言葉と共に頭に暖かい何かが乗った。

「え……?」
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/10/14(火) 16:04:29.84 ID:obgAYMZG0
これほどのアスぺ共でも出世できるのかこの世界は・・・たまげたなあ


55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:08:55.58 ID:KgKqg9VtO
それから暫くして、

「落ち着いたか?」

「……はい。あの、その……すみませんでした……」
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:09:35.18 ID:KgKqg9VtO
「ほら、立てるか?」

「え……?」

「ここに置いていく訳にもいかんだろ。送っていってやるよ」
以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:18:04.51 ID:KgKqg9VtO
重厚そうな扉を前にして、深呼吸。気持ちを落ち着ける。そして、その扉を緩く握った拳で三回叩く。

「入れ」

「……失礼します」
以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:18:35.64 ID:KgKqg9VtO
「やり方を知らんからな、俺」

そんな胸を張って言われても。

「はあ……。じゃあ、とりあえず、最低値でやりましょう。まずは質より量です」
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:34:28.17 ID:jlF5eTxDO
「貴方が司令官? 宜しくだぴょん!」

「ああ、宜しく。と言っても、君で二人目なんだが」

「二人目? じゃあ、そっちの子が初期艦なのね?」
以下略



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