過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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7:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:05:43.75 ID:gIGEqEoto

「お前は『鍵』なのだ」

声がした。
低く、滑り気を帯びた、男の声だ。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:06:42.39 ID:gIGEqEoto

「お前の武運を祈ろう」

再び、男の声がして、俺は意識を、階上の男に向ける。
男が、くい。と、左手を持ち上げ、
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:07:48.55 ID:gIGEqEoto

「キョンくんもトイレー?」

「いや……お前……」

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:08:52.56 ID:gIGEqEoto

「ねー、トイレ、先いい?」

「あ、ああ」

以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:09:48.19 ID:gIGEqEoto



………

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:10:58.72 ID:gIGEqEoto



………

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:12:25.62 ID:gIGEqEoto
室内を見回してみると、柩はデスクの前のそれひとつだけではなかった。
これまで見てきた二体と全く同じ、夜の闇の色の立方体が、ちょうど窓際に位置するダブルベッドの上に、もう一体。
どうやら、『こっち』は父親のほうで、既に寝入っていたようだ。
頭痛を覚えた俺は、こめかみを押さえながら、出来るだけ音を立てないようにドアを閉め、ひとつため息をついた。

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:14:30.41 ID:gIGEqEoto
爆発とか、しないだろうな。
一瞬、近づくのを躊躇した。コチコチ言っているのは、時限爆弾のカウントダウンのそれではないだろうかという考えが浮かぶ。
しかし、その物体は言わば手がかりだ。この際限のない理解不能膠着状態を打破し得る、キーアイテムなのかもしれない。
ええい、ままよ。
思い切って近づき、それを手に取る。俺が思っていた以上に重く、冷たい手触りがした。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:15:58.54 ID:gIGEqEoto
手の中の時計が放つものとは別に、秒針が時を刻む音が聞こえて、その音のした方向を見る。
壁の時計が、息を吹き返したように、時間を刻んでいた。時刻は、零時を回り始めてから、ほんの一分弱。
窓の外には、あの漆黒の空ではない、やや曇った夜の空が広がっている。
何処か遠くから、犬の鳴き声が聞こえる。当たり前にある、現実の夜の喧騒だ。
大気は温く、じっとりと湿気を帯びている。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:17:25.74 ID:gIGEqEoto



………

以下略



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