過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:33:03.91 ID:gIGEqEoto
「うおっ、マジで!?」
ゴオオ。と、音を立て、落下速度を速めてきたシャドウを前に、伊織が叫ぶ。
もはや自由落下の速度で、中庭の大気を震わせながら、降りてくる……落ちてくるシャドウ。たとえ韋駄天のごとく疾走したとしても、シャドウが着地するより早く、迷宮内に避難するには、時間が足りないだろう。それぐらい、シャドウの体は、地上に近い位置にあった。
以下略
83
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:34:34.26 ID:gIGEqEoto
………
以下略
84
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:35:35.54 ID:gIGEqEoto
と、そこまで話した後、女性の声は、思い出したように、
『あっ……中庭で、戦闘が、起きているんですね? ホントだ、ペルソナ反応が四つ……そこに、順平君と天田君もいるみたい……あ、シャドウの反応もある……けっこう大きい!』
独り言のような小声が、古泉の脳に届く。
以下略
85
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:36:24.33 ID:gIGEqEoto
音は、風船のように膨らみ、あたりに充満した後で、突然、ぷつりと消えてしまった。
地響きは止み、驚くほど澄んだ静寂が、世界を支配している。
ゆっくりと目を開けると、先ほど、空間満たしていた光は、何事もなかったかのように止んでしまっていた。
辺りを見回すと、先ほど、地表へ到達しようとしていたシャドウの姿はなく、四人のペルソナ使いが、上空を見上げたまま立ち尽くしている。
以下略
86
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:37:15.94 ID:gIGEqEoto
『あの……古泉さん、ですか?』
と、頭の中に、女性……先ほど、風花と呼ばれていた声が響いた。
以下略
87
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:38:44.08 ID:gIGEqEoto
『えっと……とりあえず、皆さん。古泉さんと、その仲間のお二人と、順平君と天田君。今、私もそっちに行きます。コロちゃんも一緒です。
今からしばらくは、その中庭は安定しているから、はぐれてしまうことはないはずです。詳しくは、落ち合えてから話しましょう』
と、残し、山岸風花の声は途切れた。言われたとおり、古泉たちは一箇所に集まり、ひとまず挨拶を交し合う。
以下略
88
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:40:12.69 ID:gIGEqEoto
伊織の言葉を受け、彼は右手でひらひらと、空中を煽ぎ、
「俺はそんな器用な芸当はできんぞ」
「ま、始めはそんなモンだって。頑張れよ、キョン」
以下略
89
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:40:59.18 ID:gIGEqEoto
「あの、突然なんですけど、皆さん。この空間……中庭全体は、もう安全です」
「は?」
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90
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:41:47.76 ID:gIGEqEoto
「一時間につき一日……ってことは、もう僕らがここに来てから、まる二日ですか……?」
「ええ、そうよ。そして、もうすぐまる三日目が過ぎようとしてるわ」
以下略
91
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:42:44.86 ID:gIGEqEoto
「……え、もう終わったの? あっさりしすぎてね?」
「ええ、終わったわ。……メッセージが届いてるわよ、ほら」
以下略
92
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:43:57.25 ID:gIGEqEoto
妹。
長門は、無事だとは言ってくれたようだが、安心することなど出来はしない。いつ、シャドウに遭遇し、精神力が尽きても、おかしくはない状態なのだ。
さっさと見つけてやらんと、俺は後々、とんでもなく後悔する羽目になっちまうかも知れない。そんなのは御免だ。
「山岸さん、すみませんが、俺は妹の方を助けに行きます」
以下略
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