過去ログ - 【モバマスss】湯川学「アイドルか。実に興味深い」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:12:16.07 ID:REE9KHnk0
・クロスオーバー注意
・一応、アイドル達が傷つくことはないです
・地の文もあるのでご注意を
・原作じゃなくドラマの方
・岸谷さんじゃなくて内海さんのほうです
・オチが読めても書かないでね
・書き溜めてるのでサクサク行きます
・一応前作。読んでなくてももーまんたい。読んだ方がわかりやすいかもしれないけど、こっち先でも大丈夫よ。
湯川学「アイドルか。実に面白い」
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:12:57.58 ID:REE9KHnk0
芸術は、評価する者があって初めてその価値が認められる。

かつてある芸術家がそう述べた。

誰かが評価をしたから優れた作品たりうるのか。
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:14:30.97 ID:REE9KHnk0
__事務所

頼子「初めまして…古澤頼子です」

たいていの場合、新たな仲間というものは歓迎されるもので。
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:15:02.34 ID:REE9KHnk0
__大学研究室

湯川「学際領域、という考え方がある。本来、何かを学ぶときはその学問的領域に従って習得していく。分かりやすい話が物理、化学、生物といった区分だ。これらの区分けは既に初等教育から行われていることは周知の事実だ」

彼、湯川准教授の貴重な言葉に、学生達は耳を傾ける。
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:15:35.20 ID:REE9KHnk0



湯川「あり得ない?何故そう言い切れる?」

以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:16:02.87 ID:REE9KHnk0
__一週間前の事務所

P「それじゃあ、その美術館の館長が…」

頼子「はい。私も先日訪れるまで知りませんでした。作品保管庫で倒れていたそうで…」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:16:33.18 ID:REE9KHnk0
__その翌日。事務所廊下

早苗「ただ今戻りました…ってあらPくん。どうしたのこんなところで」

飾り気のない殺伐とした廊下。扉のわきにぽつんと立つ観葉植物だけが、何もない空間でその存在を主張している。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:17:00.58 ID:REE9KHnk0
__その翌々日。事務所

藍子「あなたに会えたこと」テクテク

都「信じ会えてるもの」トコトコ
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:17:44.00 ID:REE9KHnk0
__事務所

P「じゃあ、その日はお前たちも美術館にいたんだな」

確認するように彼は問う。
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:18:19.16 ID:REE9KHnk0
P「(本人にこう言われちゃうとなぁ…)」

頼子「それで、質問とは?」

晶葉「そもそも、事件の概要を知らないと答えようがないのだが……」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:18:50.23 ID:REE9KHnk0
内海「話はまず最初の事件から始まります。皆さんは、あそこの館長が亡くなられたことはご存知ですね」

P「はい…」


以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:19:21.21 ID:REE9KHnk0
ここで、ずっと黙っていた湯川が口を開いた。

湯川「なぜ盗まれた時間に映らなかったと分かる?誰もいない時間を見計らって盗み出したのかもしれない」

内海がそれに応じる。
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:19:51.58 ID:REE9KHnk0
さっぱり分からない、そう言い残して湯川は席を立った。外の空気を吸ってくるのだという。

早苗「頼子ちゃん、大丈夫?」

心配した彼女は声をかける。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:20:36.85 ID:REE9KHnk0
湯川「ほう。こういった場所はあまり訪れたことはないが、なかなかいいところじゃないか」

湯川が建物内を見渡しながらつぶやく。

事件が二度もあったせいで、警備が普段以上に厳重となったうえ、警察関係者も出入りしているため、館内は物々しい雰囲気に包まれている。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:21:05.27 ID:REE9KHnk0
頼子「たぶん……人が作ったものであること、それが理由なんだと思います」

今度は湯川が相手の顔を伺う。

頼子「違う人が同じものを作ろうとしても、まったく同じものができることなんてありません。それは、その人の個性が、作品に表れるから。作品は、意味や美しさを持つだけではなく、作った人、関わった人、全員の意思の表れでもあるんです。作品を通じて、作者と対話すること。……それに、抱いた思いを誰かと共有すること。きっとそれができるから、それが好きだから、私はここに来るんです」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:21:35.02 ID:REE9KHnk0
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタッダーン

比奈「相変わらず凄い仕事量っスね……」

食い入るようにして画面を見つめ、M10マシンガンの如く打鍵を続けるPを見て、ぽつり、と漏らす。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:22:04.71 ID:REE9KHnk0
それは、小さな白い紙に文字が印刷された、何の変哲もない何枚かのカード。

比奈「書いてあるのは……」


以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:22:30.97 ID:REE9KHnk0
__数日後。都内某所

内海「それじゃああれから問題なくやってるんですね」

早苗「なによそれ。私が問題児みたい」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:23:01.36 ID:REE9KHnk0
__美術館

内海「一応、今日見てもらって思い出すことがなければ、話を伺うことはもうないと思います」

そう言われてPと頼子が呼び出されたのが、件の美術館だった。
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:23:35.70 ID:REE9KHnk0
P「頼子……もう大丈夫なのか?」

歩きながら問いかける。

頼子「…何がですか?」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 17:24:27.13 ID:REE9KHnk0
湯川は階段を離れ、ホワイトボードへと向かう。


書かれた内容をすべて消し去り、真っ白なノートへと還元する。

以下略



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