過去ログ - ABE NANA Z〜アイカツの「F」〜
1- 20
2: ◆2YxvakPABs[saga]
2015/04/10(金) 22:34:51.10 ID:N8MCYESO0
「あの、菜々さん」

 事務所の廊下で呼び止められた安部菜々は、「はいっ」と返事をして振り返った。彼女が振り返ると同時に、ふわりとポニーテールが揺れる。
 ウサミン星からやってきたウサミン星人。彼女はそういうキャッチコピーで活動しているアイドルだ。彼女を呼び止めたのは他でもない、プロデューサーである。

以下略



3: ◆2YxvakPABs[saga]
2015/04/10(金) 22:35:33.52 ID:N8MCYESO0
「期間は1週間ほどです。引き受けて、いただけますか」

「……」

 菜々は考えた。育成するということは、その子に色々教えなければならないということだ。
以下略



4: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/04/10(金) 22:36:13.78 ID:N8MCYESO0
「…………」

 なんか変な乗り物に乗って、若干浮いていた。

 目立っていたという意味ではなく、物理的に。
以下略



5: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/04/10(金) 22:36:58.50 ID:N8MCYESO0
 プロデューサーの事務室に、なんとも言えない空気が数秒間漂った。


「新 世 代 す ぎ る ! ! !」

以下略



6: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/04/10(金) 22:37:43.37 ID:N8MCYESO0
「ザーボンさん、ドドリアさん、やはりこの方にして正解でしたね」

「そうですね、フリーザ様」

「えぇ」
以下略



7: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/04/10(金) 22:38:28.44 ID:N8MCYESO0
「電車?」

 フリーザが首をかしげると、後ろからザーボンが顔を近づけて解説を入れる。

「フリーザ様。電車とは、この星に存在する乗り物のことでございます。ほら、ここに来るときに乗ってきたじゃありませんか」
以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2015/04/10(金) 22:38:55.22 ID:lGUw8KLwo
>>1意味不明でワロタ


9: ◆2YxvakPABs[saga]
2015/04/10(金) 22:39:29.89 ID:N8MCYESO0
 そこまで言って、菜々は口を塞いだ。
 そんな特撮の設定の星など、あるはずがないのだから。

 ちらりとフリーザを見ると、口を閉ざしたまま菜々をじっと見ていた。
 あぁ、死ぬかもしれない、菜々はそう思った。
以下略



10: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/04/10(金) 22:40:09.43 ID:N8MCYESO0
 優しく自分の手を撫でる菜々。教えているうちに死んでしまいそうだと思った。

 そんな菜々ににこっと優しく微笑むフリーザ。

「は……ははっ」
以下略



11: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/04/10(金) 22:40:52.76 ID:N8MCYESO0
――*――*――*――



「とりあえず、まずはダンスの練習から初めてみましょう」
以下略



12: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/04/10(金) 22:41:30.04 ID:N8MCYESO0
 菜々の動きを見て、フリーザはダンスを踊る。うむ、実に不気味だった。
 菜々は手で音頭を取りながら、掛け声をかける。
 戦闘が得意なだけあって、動きにキレがあって実によかった。物覚えもいい。
 ただ、時々フリーザがステップを踏むと地面にヒビが入るのは気づかぬふりは出来なかった。注意も出来ない。

以下略



36Res/53.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice