13:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 09:06:19.20 ID:QEdX3JPDO
「ライ、ね……」
「覚えているのはそれだけか?」
14:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 09:19:30.24 ID:QEdX3JPDO
「そうじゃないだろう!? 常識的に考えてみろ、身元不明者をそのまま預かる事がどれほど危険か……」
「でも、会長がああ言ってるんだし……」
15:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 09:34:57.92 ID:QEdX3JPDO
スザクを引き込めば、反対派が四人となり逆転する。ルルーシュはそこを狙っていた。
「僕は信じても良いと思う。彼のこと」
16:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 09:57:02.30 ID:QEdX3JPDO
ルルーシュはにっこりと笑う。万人が好感を抱くような笑顔だった。
「なに、大した事はしてないさ。君はだいぶ疲労しているようだし、ここでゆっくりしていくと良い」
17:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 12:25:17.80 ID:QEdX3JPDO
「会長もこう言っているんだし、善意は受けとっておく事だ。それが恩返しにもなる」
「…………」
18:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 12:43:59.88 ID:QEdX3JPDO
会長は彼を学園で世話しようと考えているらしい。ルルーシュは必死で抗弁している。それから生徒会が全員集まり、彼の保護に賛成か反対か多数決が取られ、反対派のカレンは敗北する事となった。
この時点で嫌な予感がしていたのだ。確実に厄介事が音を立てて近づいてきている。
19:名無しNIPPER[sage]
2015/06/14(日) 12:51:26.35 ID:iNpriT65o
期待
20:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 13:02:49.66 ID:QEdX3JPDO
「でも、もう決めちゃったしなぁ……」
「会長、理由を聞かせてもらえますか」
21:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 13:25:46.51 ID:QEdX3JPDO
夜のトウキョウ租界。高層ビルが乱立した街道を、ライと二人で歩く。世話係の最初の仕事は、租界の案内だった。
良く整備された夜の街を異性と並んで歩くというのは、普通の女子ならそわそわするシチュエーションだ。
22:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 13:42:06.77 ID:QEdX3JPDO
「……すまない」
彼は言葉通り、本当にすまなそうに俯いた。それはカレンの今の言葉にではなく、もっと根本的な事への謝罪に思えた。
23:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 14:08:43.55 ID:QEdX3JPDO
「ま、待って」
何か考える前に、そう言っていた。ライが振り向く。その表情からは感情が窺えなかった。
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