617:名無しNIPPER[sage]
2015/09/23(水) 19:18:08.00 ID:9/PquPi1O
騎士団で
618:名無しNIPPER[saga]
2015/09/26(土) 22:18:21.78 ID:rpLvuEADO
なんだこのレスの数は……(戦慄)
619: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/26(土) 22:19:16.50 ID:rpLvuEADO
「シミュレーターだ」
「え……」
620: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/26(土) 22:20:27.76 ID:rpLvuEADO
やはり、この関係は終焉に近づいているような気がしてならなかった。ライはぼんやりとした面持ちで朝練に励む運動部の声に耳を傾けていた。
朝の日差しを受けて輝くひび一つ無い石造りの地面。上には、だんだんと青くなっていく空と、白い雲。地平線の向こうから昇った太陽がその高度を上げていく。
621: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/26(土) 22:22:14.01 ID:rpLvuEADO
「そう……。普通なら乗りたくは無いわよね」
忘れて、とカレンは続けた。
622: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/26(土) 22:24:40.45 ID:rpLvuEADO
「どうした」
「な、なんでもないわ。気にしないで」
623: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/26(土) 22:27:36.40 ID:rpLvuEADO
「……怖がらせてしまったな」
あんな姿を見せてしまったら、怖がられて当然である。やむを得ない状況で尚且つ、必死の形相で戦ったというのならまだしも、いつもと変わらぬ様子だったのだ。
624: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/26(土) 22:29:13.46 ID:rpLvuEADO
なんとなく彼女にそんな顔をさせるのが嫌で、ライは校舎の方へと歩きながら続ける。
「……もう一つの理由を訊いていなかったな」
625: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/26(土) 22:30:26.91 ID:rpLvuEADO
「……来ないの?」
一〇メートルほど進んだ所でカレンはまたも立ち止まり、再度振り向いた。不機嫌度の上昇はとどまることを知らず、自身の行動選択がことごとく間違っている事をライは思い知った。
626: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/26(土) 22:32:36.48 ID:rpLvuEADO
「い、いや……」
完全に萎縮してしまったライはカレンの三歩後ろを歩く。若干の間合いを取っていないと、もしもの時に無防備でやられかねないからだ。先ほど彼女が見せた暴力性は無視できない。油断は禁物だった。
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