過去ログ - 海未「海の日ですね」ことり「そうだね!」
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24:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 18:33:18.78 ID:9xQv+eWo0

夕陽がいなくなると、あたりが急に夜の気配をまとっていった。

海未「そろそろ帰りましょうか」

以下略



25:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 18:46:27.33 ID:9xQv+eWo0
ことり「海未ちゃん、海未ちゃん」

海未「なんですか」

繋がれた手を、繋ぎ直して、隣にことりが並べるように歩く速度を落とす。
以下略



26:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 18:57:54.50 ID:9xQv+eWo0
『扉が閉まります。ご注意下さい』

というアナウンスが聞こえている電車にかろうじて飛び乗った。

プシューという音とともに後ろの方ですぐさま扉が閉まり、電車ががたん、ごとん、と速度を上げ始めた。
以下略



27:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 19:24:58.65 ID:i1SQx8bd0

海未「だって、タイミングが......せっかく、言おうとしたのに」

ことり「でも、しょうがないでしょ? 電車来てたんだから。間に合わないと帰り遅くなっちゃうし」

以下略



28:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 19:36:10.38 ID:i1SQx8bd0
ことり「冗談だよ、冗談。そんな大声出さないで驚かないでよ」

海未「冗談でもストーカーは悲しすぎます......特にことりに言われると」

ことり「ごめんごめん」
以下略



29:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 20:15:54.41 ID:KWeVhblp0
ことり「わかったー! 後で交代ねー」

ことりが肘掛けを上にあげると私のすぐ隣に座り直した。

温もりがそれだけで感じられそうな位置の近さに今更ながらにどきりとする。
以下略



30:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 20:28:31.71 ID:KWeVhblp0
ーーー
ーー


身体が何かによってとてつもなく左右に揺さぶられていることに気がついた。
以下略



31:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 21:02:15.22 ID:KWeVhblp0
ことり「海未ちゃん起きなかったらどうしようかと思っちゃったから、結構強くガシガシ揺すっちゃったんだけど大丈夫だった?」

海未「えぇ、大丈夫ですよ。むしろ、起こしていただいてありがとうございます。結構、自分でも驚くくらいグッスリ寝てしまってたみたいですから」

ことり「良かったー! 手加減がわからないし秋葉原近くまで来たのに海未ちゃん全然起きてくれないから、揺すってたら海未ちゃん窓にゴンゴン頭ぶつかってて」
以下略



32:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 21:21:28.62 ID:KWeVhblp0
海未「ズルいって、その、どうして......?」

ことり「あんな降りるタイミングで、ああいうこと言ってくるのズルい!! 」

立ってても仕方ないから、ことりの腕を引いて歩き出す。
以下略



33:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 21:40:04.15 ID:KWeVhblp0
海未「はぁ......」

この辺りまでくると、もうそこの角を曲がってまっすぐ突き当たりまで行けばことりの家だ。

こんな空気のまま、「じゃあ、ちゃんと送ったのでおうち帰りますねー」をしようものなら、数週間は口を聞いてくれなくなるだろう。
以下略



34:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 22:05:33.08 ID:KWeVhblp0
ことり「海未ちゃん好きとか言ってくれないから、ことりだけが海未ちゃんのこと好きなのかなとか、思っちゃう」

海未「ほら、......泣き止みましょう? 目が腫れちゃいますよ?」

ことり「わがまま言っても、海未ちゃんなんだかんだでちゃんと応えてくれるからどんどん甘えちゃって。こんなことり嫌われたらどうしようとか、思う」
以下略



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