過去ログ - 幼馴染の魔女と女騎士があんなに
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2: ◆.s5ziYqd8k[saga]
2015/08/27(木) 21:44:37.50 ID:hxdoE4+A0
仕事場と言えば聞こえはいいけど、俺みたいな若造にできる仕事なんて要は雑用だ。

特に男でありながら魔物と戦わないのなら、力仕事をするか頭を使うかのどちらかだけ。

「む、食材の搬入か。ご苦労、念のため調べさせてもらうぞ」
以下略



3: ◆.s5ziYqd8k[saga]
2015/08/27(木) 21:57:49.21 ID:hxdoE4+A0
いつもの仕事、いつもの食事。終わる時間もいつもと同じ。

夕暮れになれば街も落ち着いて、昼の喧騒は徐々に消えていく。

俺も、多くの中の一人と同じだ。
以下略



4: ◆.s5ziYqd8k[saga]
2015/08/27(木) 22:11:38.14 ID:hxdoE4+A0
朝になればまた同じ一日が始まる。嫌だとは思わないけれど、それが良いとも限らない。

今日は特に妙な空気だ。街がどことなく、ざわめいている。

同僚の男は何やら知っているようで、興奮した様子で俺へと話しかけてきた。
以下略



5: ◆.s5ziYqd8k[saga]
2015/08/27(木) 22:27:48.11 ID:hxdoE4+A0
仕事も色々あるもので、運ぶ物にしても食糧から武器、雑貨類まで様々だ。

今日の荷物はおそらく塩だろう。海から来た大量の甕となればそう思って間違いない。

「塩は、重いけど、さっ! このっ! へへ、城に入れるのは、楽しみだよなあ……!」
以下略



6: ◆.s5ziYqd8k[saga]
2015/08/27(木) 22:38:24.27 ID:hxdoE4+A0
「で、どうなんだよ。今日はいるのか?」

知らん。どうして俺が知っていると思うのやら。

「使えないなあ、ったくよお……あーあ、居ないじゃんか」
以下略



7:名無しNIPPER[sage]
2015/08/27(木) 22:55:25.12 ID:zwSvWLuXo
勇者がくっちゃうんだろうな・・・はあ


8:名無しNIPPER[sage]
2015/08/27(木) 22:58:36.68 ID:6AzKOqMX0
スレタイからして胸糞臭がプンプンしてるな


9: ◆.s5ziYqd8k[saga]
2015/08/27(木) 23:01:59.29 ID:hxdoE4+A0
貯蔵庫に甕を積み、戻って運びを繰り返すこと幾数回。

既に陽は頂点から下がりだし、貯蔵庫には夕食の準備をする騎士見習いの出入りも始まっていた。

俺としては相当な時間が経っていることに辟易するが、同僚にとってはまさに至福の時間。このために城に来たと言っても良いだろう。
以下略



10: ◆.s5ziYqd8k[saga]
2015/08/27(木) 23:16:15.07 ID:hxdoE4+A0
「はー食った食った! 楽しかったなあ、やっぱ現役から聞く話は一番だぜ」

まったくため息が漏れる。仕事は終わったから良いものの、陽はとうに暮れてしまっているというのに。

ここから家までの距離。凄まじく遠くはないが、面倒な事に変わりはない。
以下略



11: ◆.s5ziYqd8k[saga]
2015/08/27(木) 23:21:36.80 ID:hxdoE4+A0
「好きに休んでくれていい。ああ、久しぶりにベッドで一緒に寝るのも悪くないな」

ニヤリ、という擬音が相応しいような笑顔。同僚に見せてやりたいものだ。

「ふ、こうしてふざける相手は少ないんだぞ。それに普段は従順極まりない騎士なんだ。どんな命令にも、な」
以下略



12: ◆.s5ziYqd8k[saga]
2015/08/27(木) 23:27:29.22 ID:hxdoE4+A0
「すまないな、私は寝間着というものを着ないタチなんだ」

ふふん、と胸を弾ませて、隠すどころか足を広げて仰向けで。おっさん臭い。

しばらくそれぞれの仕事の話などをしてみたが、元々会う機会は多い。他愛もないネタはすぐに潰えてしまう。
以下略



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