過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/09/01(火) 21:05:08.24 ID:3Z8EbzSh0
※地の文あり、冒頭は多め


本来静かなはずの夜の学校――
友人の頼みを聞いて遅くまで学校に残っていた俺が見たものはそれとはかけ離れた物だった

吹き荒れる砂荒らし、鳴り響く数多の金属のぶつかる音――
赤い槍を持った青い男と金ぴかの鎧をまとった男が夜の校庭で戦っていた

士郎「何だよあれ…」

青い男がかまえると同時に凄まじい魔力が放たれる
殺される…あの金ぴかの男は殺される――


青い男「誰だ!!」

士郎「あ…」

青い男の体が沈むと同時に、それの標的は自分に切り替わったとわかった
足が勝手に走り出す――
走らなければ殺される、死を回避しようと人気のない校舎の中へと逃げ込む――

立ち止まり振り返ると追いかけてくる足音はない

士郎「ふう、逃げきれ――」

青い男「よう、わりと遠くまで走ったなお前」

誰もいないはずの後ろから声をかけられる

青い男「運がなかったな坊主。ま、見られたからには死んでくれや」

容赦もなく男の槍は衛宮士郎の心臓を貫いた
衛宮士郎は死んだのだ――

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2:名無しNIPPER[saga]
2015/09/01(火) 21:10:34.62 ID:3Z8EbzSh0
士郎「ぐ……何が起きた?」

自分は殺されたはずだ
だが生きている

以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/09/01(火) 21:13:15.43 ID:3Z8EbzSh0
青い男「じゃあな、今度こそ迷うなよ坊主」

ギィンッ

士郎「あがっ!!」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/09/01(火) 21:14:28.76 ID:3Z8EbzSh0
士郎「え…?なに……?」

眩い光の中、それは俺の背後から現れた
その騎士は現れるなり俺を貫こうとした槍を打ち弾き、躊躇なく男へと踏み込んだ

以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/09/01(火) 21:15:24.39 ID:3Z8EbzSh0
セイバーと名乗る少女は土蔵の外に飛び出し、外で待ち構えていた青い男とぶつかり合う

青い男「くっ、卑怯者め!!自らの武器を隠すとは何事だ!!」

セイバー「どうしたランサー、止まっていては槍兵の泣こう。そちらが来ないのなら私が行くが」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/09/01(火) 21:19:28.70 ID:3Z8EbzSh0
金ぴか「数刻振りよな」

士郎「あれは学校にいた――」

ランサー「アーチャー…!!」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/09/01(火) 21:23:38.16 ID:3Z8EbzSh0
凛「待ちなさいアーチャー」

アーチャー「雑種か」

凛「だから雑種じゃないっての!!ったく」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/09/01(火) 21:25:01.18 ID:3Z8EbzSh0
教会に行き、言峰神父の話を聞いた帰り道

凛「ここでお別れね。義理は果たしたし、これ以上一緒にいると何かと面倒でしょう」

士郎「なんだ。遠坂っていい奴なんだな」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/09/01(火) 21:27:00.68 ID:3Z8EbzSh0
巨体が飛ぶ、バーサーカーと呼ばれたモノが何十mという距離を一息で落下してくる

セイバー「――シロウ下がって!」

セイバーはバーサーカーの落下地点に走り、バーサーカーの斧を見えない剣で受け止める
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/09/01(火) 21:27:59.37 ID:3Z8EbzSh0
それは五年前の冬の話――
月の綺麗な夜だった。自分は何をするでもなく父である衛宮切嗣と月見をしていた

切嗣「僕はね、正義の味方に憧れていたんだ」

以下略



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