過去ログ - 千早「12色のクレパス」
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109:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:03:33.84 ID:wlnW7ggg0
【9】

 ――よし、っと。

 調整は大体こんなところね。
以下略



110:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:07:28.88 ID:wlnW7ggg0
 ぐっ――は、恥ずかしい――。

 伊織から聞いていたのなら、初めからそう言ってくださいよ!
 もう、要らない赤っ恥をかいてしまったわ。

以下略



111:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:12:29.82 ID:wlnW7ggg0
 突然ですが、善澤さんは、こんな話を聞いたことがありますか?

 プロデューサーというのは、三つの種類に分けられるそうです。

 お金のために働く人。
以下略



112:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:17:42.66 ID:wlnW7ggg0
 えぇ、何度でも言います。そこにあるの、全っ部プロデューサーの遺品です。
 馬鹿みたいでしょう?
 自宅にも置いてあったのを、全部事務所に運んだら、そんなになりました。


以下略



113:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:22:25.68 ID:wlnW7ggg0
 竜宮小町のメンバー自体は、既にあの三人で構想はしていたんです。

 ただ、当初私は、あずささんをリーダーに据えようと考えていました。
 やはり、年長者の方が周りを良く見て行動できると思いますし。
 実際、あずささんはおっとりしていても、節々ではすごく皆に気を配ってるなーって。
以下略



114:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:27:40.67 ID:wlnW7ggg0
 プロデューサーがトイレから帰ってきたので、慌ててデスクに戻りましたけど――。

 とまぁ、そういういきさつもあって――私は、伊織を竜宮小町のリーダーにしました。
 その結果が、今のあの子達の躍進です。

以下略



115:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:32:49.77 ID:wlnW7ggg0
 プロデューサーは私と違って、アイドル達に怒ることは滅多にありませんでした。
 あの子達がミスをしたり、先方に迷惑を掛けても、自ら頭を下げて、何も咎めず――。

 そんな彼のことを、優しい人だと思う子は多かったかも知れません。
 しかし――不信感を抱く子も、中にはいました。
以下略



116:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:38:03.69 ID:wlnW7ggg0
 ――いいえ、プロデューサーに諭されたという訳ではないようです。
 むしろ、その逆ですね。

 あの人のことを、アッと言わせてやる、見返してやる――。
 そう、半ば喧嘩腰な形で、あの子はある意味、本気で仕事をするようになりました。
以下略



117:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:41:14.02 ID:wlnW7ggg0
 ――もう。伊織ったら、余計なことを。

 伊織の言う通り、私が泣いたのは、悲しかったからではありません。
 あの人を理解できなかった――代わりになれない自分が情けなくて、悔しかったんです。

以下略



118:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:46:56.19 ID:wlnW7ggg0
 まじまじと見ると、なおさら酷い絵ですね。ふふっ。

 ここ、グチャーッてなっているのは、お茶をこぼしちゃったんですよ。
 雪歩が休憩用に淹れたお茶を、春香が運ぶときに、ね。

以下略



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