過去ログ - 千早「12色のクレパス」
1- 20
148:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 00:47:17.56 ID:WfReZCwA0
 ってあぁ、す、すみません!
 そういう話じゃなくて、ですよね!?


 実は――ずっと、不思議に思っていたことが、あったんです。
以下略



149:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 00:50:39.71 ID:WfReZCwA0
 ――成長した姿を、見せることができたと思うか、って?

 あ、アハハ――自分では、正直、分かりません。


以下略



150:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 00:54:15.69 ID:WfReZCwA0
 俺が子供の頃は、日本で冬季オリンピックをやっていてな。
 スキーの、日の丸飛行隊ってのに憧れて、俺達はブランコでジャンプしまくったんだ。

 プロデューサーさんのブランコは、どんどん加速していきます。

以下略



151:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 00:57:39.54 ID:WfReZCwA0
 プロデューサーさんは、私と美希のケンカが演技だって、気づいていました。

 だから、似たような演技がある、舞台のお稽古を見て――。
 あの時からの、私達の成長を見たかったのかなって。

以下略



152:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 01:01:51.40 ID:WfReZCwA0
 美希が、こう言っていました。
 自分を取り巻く世界は、自分を映す鏡――そうプロデューサーさんが、言ってたって。


 きっとプロデューサーさんは、鏡になろうとしていたんだと思います。
以下略



153:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 01:05:38.93 ID:WfReZCwA0
 そうやって、必死に私は、皆に笑顔で接していました。

 ううん――笑顔という仮面を盾にして、必死に、皆から逃げていました。

 分厚くなった仮面の真ん中にある、本当の私を、誰にも見られたくありませんでした。
以下略



154:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 01:08:50.46 ID:WfReZCwA0
 このサファイアが付いたリボンは、千早ちゃんのプレゼントで――。
 私が今付けているリボンは、ルビー!
 えへへ、どうですか?


以下略



155:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 01:11:56.77 ID:WfReZCwA0
 ――私達のことが、好きだから?

 ふふっ――私も本当は、そうであったらいいなって、思うんですよ?

 でも、たぶんそれは無いかなって、私には思えてしまうんです。
以下略



156:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 01:15:34.83 ID:WfReZCwA0
 アハハハハハ――!

 ――えっ、何? 千早ちゃん。


以下略



157:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 01:19:41.58 ID:WfReZCwA0
 だから、プロデューサーさんは私達を見てくれた。

 私達を映す、鏡になって、本当の私達に気づかせてくれたんです。


以下略



158:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 01:25:07.78 ID:WfReZCwA0
 何がって?

 プロデューサーさんの本音ですよ、本音!

 無いはずがありませんもん。
以下略



177Res/216.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice