過去ログ - アイシャ・ジャクソンの半生記
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27:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:21:58.98 ID:YlVf3vwU0
地下鉄を何本か乗り継ぎ、アリのオフィス、小さな雑居ビルに着く。

アイシャ「ごめんくださーい」

留守なのだろうか? 返事がない。
以下略



28:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:24:12.36 ID:YlVf3vwU0
カトーさんとアニスは買い物に行っていて、夜まで帰ってこないらしい。
アリとミナは留守番をしているのだという…。

ミナ「カトーさんたちが来るまで食べ物は何もないんだ」

以下略



29:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:25:07.42 ID:YlVf3vwU0
アリが言うには、カトーはブラジル日系人の家系の男で、
先代がクウェートに渡り仕事を始め、彼はその二代目だという。
アリとは中東で仕事をする内に仲良くなったらしい。

ココ、NYの支店はカトーとの共同計画ということだそうだ。
以下略



30:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:26:48.29 ID:YlVf3vwU0
―翌日

今日はミナと買い物に行く日、ミナは私より早く起きて、朝からはしゃいでいた。

私は銀行で自分の貯金からお金を下ろし、ミナに服や小物を買ってあげた。
以下略



31:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:28:21.50 ID:YlVf3vwU0
アイシャ「なんですか?」

黒服A「一緒に来てもらいます」

アイシャ「ジムの命令ね?」
以下略



32:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:30:05.50 ID:YlVf3vwU0
ジム「ココはブランデーとウォッカしか置いていない。
    …すまんな、キミの好きなコーヒーがなくて」

アイシャ「別にいい…飲み物なんかいらないから」

以下略



33:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:32:34.76 ID:YlVf3vwU0
ミナ「別に平気だよ! ねぇ、面白そうだから早く行こうよー!」

ジム「アイシャ、キミはヘリに乗るの初めてだったかな?」

アイシャ「いいえ、アラブにいた頃、イロコイに乗せられたことがあるわ」
以下略



34:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:35:01.55 ID:YlVf3vwU0
アラブ…懐かしいけど、地獄でもあった…
私はあまり帰る気にはなかった…

アイシャ「…あなた、私の気持ち全然考えてないわね?」

以下略



35:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:37:08.28 ID:YlVf3vwU0
ジム「さ、さっきの続きを始めようか? アリ君の何がいけないかだったかな?」

アイシャ「そうよ…」

ジム「簡単なことさ、あんな不潔なアラブ野郎と付き合うなってことだ」
以下略



36:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:38:32.37 ID:YlVf3vwU0
ジムは言う……

このNYの街はそれが顕著だ、
いや、合衆国自体が他の国よりそれが顕著かもしれない……。

以下略



37:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:39:47.88 ID:YlVf3vwU0
ジム「どう思うかね? お嬢様?」

アイシャ「私は…人生は自分の力、自分の意志で切り開くものだと思うわ…」

ジム「そんな精神論だけで勝ち組になれるなら誰も苦労しない…
以下略



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