227: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/15(金) 23:58:55.53 ID:FDB0L4Ij0
  
   「……君嶋特務少尉」 
  
   「今は作戦行動中だ」 
  
228: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/16(土) 00:02:58.95 ID:+irLAoS/0
  
   「こうなっては致し方ない」 
  
   「戦闘が始まった場合は、即座に戦域から離脱する」 
  
229: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/16(土) 00:06:37.54 ID:+irLAoS/0
  
   「君の言いたいことは分かる」 
  
   「だが、艦を任された身として」 
  
230: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/16(土) 00:08:32.63 ID:+irLAoS/0
  
  どれくらいの間声を張り上げていたのか分からない 
  
  気が付けば、空気で満たされていた肺は萎み、荒い呼吸で酸素を取り込んでいた 
  
231: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/16(土) 00:11:54.22 ID:+irLAoS/0
  
   「しかし、そうは言っても……」 
  
  
  その光に目がくらんだように顔をそむける艦長 
232: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/16(土) 00:19:34.37 ID:+irLAoS/0
  
  突然の衝撃に激しく体が揺さぶられ、体の平衡間感覚が狂う 
  
  よろけて倒れそうになるが、すんでの所で両足を踏ん張り、転倒は回避する  
  
233: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/16(土) 00:27:52.86 ID:+irLAoS/0
  
   「……繋いでくれ」 
  
   
  茫然としていながらも艦長は命令を下す 
234: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/16(土) 00:29:56.13 ID:+irLAoS/0
  
   「砲撃が直撃だと……」 
  
   「戦闘海域からは完全に離脱したはずだ」 
  
235: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/16(土) 00:33:08.51 ID:+irLAoS/0
  
   「あれが……」 
  
   
  進路前方には人類の敵である深海棲艦 
236: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/16(土) 00:38:12.78 ID:+irLAoS/0
  
   「迷っている時間はありません!」 
  
   「敵は攻撃を止めてはくれないんですよ!?」   
  
237: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/16(土) 00:42:59.39 ID:+irLAoS/0
  
   「もう我慢の限界です、艦長」 
  
   「今から自分がこの艦の指揮を執ります」 
  
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