509: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/28(日) 15:06:00.91 ID:jS9uIrpkO
−−学園生活部
由紀「……」
510: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/28(日) 15:09:16.61 ID:jS9uIrpkO
由紀「みーくん、パス」
美紀「え?」
511: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/28(日) 15:10:19.45 ID:jS9uIrpkO
−−夜・地下一階シャッター前
悠里「ゆきちゃん、もう寝た?」
512: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/28(日) 15:11:33.36 ID:jS9uIrpkO
胡桃「ヘリのとこで拾ったんだ」
悠里「この印の場所……たしかパンフレットにあったわね」
513: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/28(日) 15:12:58.34 ID:jS9uIrpkO
永井は立ち上がり、そそくさと倉庫の方へ戻っていった。
美紀「……」
514: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/28(日) 15:14:08.49 ID:jS9uIrpkO
−−翌日・屋上
胡桃は手すりに背中を預けながら、屋上に腰をおろし空を見上げていた。この季節、あと数時間もすれば、薄く広がる雲と空色のコントラストが、だんだんと強まる日差しの光量の強い白色に消えてゆくだろう。だがいまはまだ、青い空に浮かぶ雲のゆくえを気ままに堪能できる時間帯だった。綿菓子を思わせるふくらみのある巨大な雲が、上空で乱れる大気のせいで、空に横たわる一本の河のように形を変えた。
515: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/28(日) 15:15:19.25 ID:jS9uIrpkO
永井「気づいてると思うけど、体温と痛覚に異常がある」
胡桃「……」
516: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/28(日) 15:16:10.57 ID:jS9uIrpkO
胡桃「もし、あたしになんかあったらさ、みんなのこと頼んでもいい?」
永井「そのときの状況次第だ。集団行動にメリットがあると判断すれば、僕は彼女達についていく」
517: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/28(日) 15:17:15.70 ID:jS9uIrpkO
永井は手すりから身体を離した。さきに行くぞと胡桃に声をかけると、胡桃はもうすこしここにいると言った。屋上のドアを開けると、永井のちょうど目の前にドアノブに手をかけようとしたら、向こう側から勝手に開いたので手を引っ込めた美紀がいた。
美紀「先輩」
518: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/28(日) 15:18:05.05 ID:jS9uIrpkO
−−三階・教室
胡桃と美紀が屋上から戻ると、永井たち三人が教室の掃除をしていた。由紀と悠里は箒とちりとりで床を掃いている。その横を永井が机を後ろへ運んでいった。
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