過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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50:名無しNIPPER[sage]
2016/03/30(水) 18:54:48.28 ID:FfWEZef20
パフュームか。映画版は色々端折られてた気がする


51:名無しNIPPER[saga]
2016/03/30(水) 21:22:47.69 ID:h8nHpmiS0




「かんぱーい」
以下略



52:名無しNIPPER[saga]
2016/03/30(水) 21:23:35.99 ID:h8nHpmiS0
 実は、加蓮をこんな高級レストランに誘ったのも、ちゃんと理由がある。
 まず、加蓮ぐらいの年頃の少女は、皆背伸びをしたがるものだということ。慶もこのあたりはしっかり心得ている。
 次に、加蓮に正式なテーブルマナーを覚えさせること。
 加蓮が順調に活躍していけば、いずれ社会的身分の高い人々と会食する機会もあると思われる。トップアイドルとしての意識を、涵養するためでもあるのだ。
 
以下略



53:名無しNIPPER[saga]
2016/03/30(水) 21:24:28.86 ID:h8nHpmiS0
 一通りコース料理を食べ終えると、二人は満足気な様子で、ぼんやりと外の景色を眺めていた。窓から見える都内は、すでに夜の帳が下り、ビルや街灯の光が夜景を彩っている。

「なあ加蓮」

「何、慶さん?」
以下略



54:名無しNIPPER[saga]
2016/03/30(水) 21:24:59.50 ID:h8nHpmiS0
 しかし、加蓮もそれが何を意味するのか、理解できるだろう。
 だが、慶は加蓮が拒否するとは思わなかった。加蓮の好意には気付いているし、慶も加蓮に対して、プロデューサーとアイドルという立場を越えて、愛情を抱いている。

「じゃあ行こうか」

以下略



55:名無しNIPPER[saga]
2016/03/30(水) 21:26:05.10 ID:h8nHpmiS0




「わあ、綺麗……」
以下略



56:名無しNIPPER[saga]
2016/03/30(水) 21:27:49.30 ID:h8nHpmiS0
「で、私のプロデューサーさんは、どんなとこまでプロデュースしてくれるのかな?」

 加蓮は蠱惑的に笑い、慶の首に腕を回し、唇を塞いできた。間髪入れずに、加蓮の舌が唇をこじ開けてくる。
 こんなことまで教育したか、と慶は自問した。
 加蓮のなすがままになりながら、慶は十六歳の小娘にしてはやるじゃないか、という感想を抱いた。だが、歯がカチカチと触れてしまうあたり、まだまだ技量不足は否めない。
以下略



57:名無しNIPPER[saga]
2016/03/30(水) 21:28:52.69 ID:h8nHpmiS0
 ベッド上での合歓の後、加蓮は静かな寝息を立てて、慶の隣で眠っている。
 そんな加蓮の寝顔を見ながら、サテュリオンをどうやって試そうかと慶は思案していた。

 志希からは、慶と志希以外の人間で試すように言われている。いままでサテュリオンの試作品を幾つも試用しているため、慶や志希では耐性がついている可能性がある、ということらしい。

以下略



58:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 22:23:42.84 ID:4bekVCDt0




 数日後、346プロダクション社内の廊下の曲がり角にて、慶は神谷奈緒を待ち構えていた。
以下略



59:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 22:24:54.13 ID:4bekVCDt0
 神谷奈緒は、突っ慳貪のように見えるが、恥ずかしがりやでいじられやすいキャラをしている。純情で騙されやすい性格をしているので、周囲には彼女の姿は微笑ましく映ることだろう。
 慶は、そんな彼女がいつまでも芽がでないことを惜しんだ。

「神谷さんは努力家だね。俺の担当しているアイドル達が、サボっているとは言わないけど、神谷さんの姿勢は見習わせないと」

以下略



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