過去ログ - モバP「夏への扉」
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1:名無しNIPPER
2016/07/14(木) 21:39:51.16 ID:9Y3+pWvQo
桃華「さ、紅茶を淹れましたわ」

みく「ありがとにゃ。雪美チャンは砂糖とミルクいる?」

雪美「うん……」

桃華「そろそろ暖かい紅茶ともお別れですわね」

みく「もうすぐ夏だからね」

雪美「夏……暑いの……嫌い……」

みく「みくは好きだけど……うーん……」

桃華「何かありまして?」

杏「プロデューサーが薄着の女の子に鼻の下伸ばすのがイヤなんでしょ」

桃華「プロデューサーにはもう少し紳士になってほしいですわ」

晶葉「紳士矯正装置でも作るか?」

みく「Pチャンが紳士になる前に死にそう」

雪美「よくない……」

杏「今もこうやって担当アイドルがのんびりお茶を飲んでいる横で
  そこら中に電話をかけて、お仕事頑張ってますとかなら多少は許せたかもしれないけど」

P「いやー、桃華のお茶はうまいな」

みく「仕事して」

P「してるしてる。いいか、メリハリが大事なんだよ。やる時はやる。休む時は休む。
 これが仕事をうまくやる秘訣なんだ」

桃華「でも今は休憩時間ではありませんわね」

P「はっはっは」

雪美「さぼるの……めっ……」

P「働くか」

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2:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:40:24.64 ID:9Y3+pWvQo
晶葉「プロデューサーが働かないと我々の仕事がないからな」

みく「おらおら、きびきび働くにゃ」

P「お前ら絶対夏に水着の仕事いれてやるからな。覚悟しろよ」
以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:41:10.18 ID:9Y3+pWvQo
杏「とは言っても杏たちアイドルだし普通の学生の青春ってのはちょっと無理があるよね」

晶葉「そもそも普通の青春というのはどういうものなのだ?」

P「そりゃお前あれだよ。ちょっと気になる子を誘って夏祭りとか花火大会にいくんだよ。
以下略



4:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:42:01.13 ID:9Y3+pWvQo
P「海行くか」

みく「は?」

P「この前、青春の話したじゃん?」
以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:42:28.56 ID:9Y3+pWvQo
ガチャ

桃華「雪美さんはいらして?」

雪美「桃華……旅行……海……!」
以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:42:58.72 ID:9Y3+pWvQo
プルルル

P「トレーナーさんからだ。もしもし」

トレーナー『もしもし。P殿か。今日は佐城と櫻井のレッスンがあるはずなのだが来ないぞ』
以下略



7:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:43:24.75 ID:9Y3+pWvQo
P「………………」

ちひろ「……プロデューサーさん」

P「桃華と雪美の両親には連絡しました」
以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:43:55.92 ID:9Y3+pWvQo
P「……」

P「……お、ペロか。お前も来てたんだな」

ペロ「にゃあ」
以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:44:29.39 ID:9Y3+pWvQo
P「……」

晶葉「……よし」

P「……出来たか」
以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:44:56.27 ID:9Y3+pWvQo
晶葉「……一つの可能性として。君がここで時間移動を行った時、この世界は消滅するかもしれない。
   君だけじゃない。この世界が、彼女たちが積み上げてきた全てを抹消することになるんだ。
   それらを天秤にかけて、それでもなお、佐城雪美が大切だと言うのか。
   彼女の命はこの世界が積み上げてきた二十年という歴史よりも重いというのか」

以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:45:24.65 ID:9Y3+pWvQo
P「――――……」

P「……雪美」

雪美「……?」
以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:45:52.58 ID:9Y3+pWvQo
ガチャ

桃華「雪美ちゃんはいらして?」

雪美「桃華……海……旅行……!」
以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:46:18.88 ID:9Y3+pWvQo
P(もしも全てが過去の通りならばあの時間のあの場所を避ければ問題はないはず)

P(事故現場はレッスン場の近く。このまま行けば同じところを通ることになるが
 時間がずれているから事故は起きない、はずだ)

以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:46:45.11 ID:9Y3+pWvQo
P(……ここはどこだ?)

P(俺は確か……)

P「!!」ガバッ
以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:47:11.75 ID:9Y3+pWvQo
晶葉「珍しいな。Pが私のラボまで来るなんて」

P「大事な話があるからな」

晶葉「大事な話?」
以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:47:47.70 ID:9Y3+pWvQo
P「――というわけだ。俺が覚えているのはここまでだな」

晶葉「これなら……今の技術でも作れるな。しかしこれで本当に時間移動が……」

P「現に俺は出来た。もう少し詳しく覚えておけばよかったのだが……」
以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:48:30.97 ID:9Y3+pWvQo
P「それで気になって、もう少し調べたんだが俺が行動したことによって起こる影響。
 つまりバタフライエフェクトでも説明できないようなところにまで変化が出ているのがわかった」

晶葉「既に天候の時点でPが何かをした程度じゃ変わらない事象だな」

以下略



18:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:48:57.07 ID:9Y3+pWvQo
晶葉「ああ。例えばPが昼食の飲み物を買い忘れたことに気付き、コンビニに行ったとする。
   冷蔵庫の前でお茶にしようか、炭酸にしようか少し悩み、お茶を手に会計へ行く。
   飲み物を買い忘れたことが原因で、コンビニにお茶を買いに行くという結果というわけだ」

P「そうだな」
以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:49:23.09 ID:9Y3+pWvQo
P「よし、じゃあ次はあの日の朝に戻ってみよう」

晶葉「ただもしも……桃華の怪我は命に別状が無い軽いものだからいいとして、雪美の死が
   それでも変えることが出来なければ、彼女のことを諦めたほうがいいかもしれない」

以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:49:49.20 ID:9Y3+pWvQo
P「――――……」

P「……日付時間に問題なし。無事時間移動は成功か」

P「まずは雪美と桃華に連絡だな。今日のレッスンは中止にして……晶葉にも連絡しよう」
以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:50:16.22 ID:9Y3+pWvQo
P「……」

ガチャ

晶葉「……」
以下略



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