過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
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13:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:26:47.21 ID:Yu37ZZYbO
ばいきんまんの声が再び聞こえた。
でもそれは聞き間違いだと思いたかった。
ぼくはさっきよりさらに青ざめて、扉を力一杯蹴る。


以下略



14:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:28:39.98 ID:Yu37ZZYbO

「ばいきんまん!」

「お前が出来ないなら、おれさまがやるしかないな……」

以下略



15:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:29:50.81 ID:Yu37ZZYbO

「アンパンマン!大丈夫!?」

「メロンパンナちゃん……!ぼくを上に連れていって!」

以下略



16:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:31:13.13 ID:Yu37ZZYbO
ぼくたちは遅れて飛んできたアンパンマン号に乗り込んだ。
中にはジャムおじさん達とドキンちゃんが乗っている。
窓の外に広がるバイキン城の残骸を見て、ドキンちゃんは青ざめていた。
なにも喋らないドキンちゃんに、ぼくは起こったことの全てを話した。

以下略



17:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:32:43.33 ID:Yu37ZZYbO
その後、パン工場に戻ったぼくは、再び笑えるようになるまで、一日だけお休みをもらった。
今日はドキンちゃんも泊まるらしいけど、ぼくはもうドキンちゃんとは言葉を交わさなかった。
貰った休みを全て使って、ぼくは一日中ベッドに横たわる。
時間は思ったより速く進み、頭が真っ白なまま、次の日を迎えた。

以下略



18:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:34:11.11 ID:Yu37ZZYbO

「アンパンマン、もしやり直せるとしたらどうします?」

「えっ?」

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19:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:35:16.95 ID:Yu37ZZYbO

「最近どーもばいきんまんの様子がおかしくてですね〜。
なんか妙にごっついメカなんか作っちゃって、没頭してるもんですから、あー変だなーと思ったんですよ。
それでこの石のことを思い出して、ちょっと確認しに行ったら、赤くなっちゃっててビックリしたんですね〜。
しかもその間にバイキン城は無くなってるし、ドキンちゃんは塞ぎ混んでるでしょ?
以下略



20:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:38:13.07 ID:Yu37ZZYbO
ホラーマンは人差し指と中指を立てて、ぼくの方に向けた。


「世界の理は二つあるんですね。もうひとつは誰も死んではいけないということ。
これはアンパンマンも知らないでしょ?」
以下略



21:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:39:17.83 ID:Yu37ZZYbO

「いやー、そこが問題なんですねぇ」


ホラーマンは少し言いづらそうに言った。
以下略



22:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:40:51.28 ID:Yu37ZZYbO

「どうすれば、ばいきんまんをこの世界に甦らせられるの?」

「それはとても難しいですが、方法は分かってるんですね。
この世界の理を正しく戻せばいいんですホラー」
以下略



23:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:42:21.93 ID:Yu37ZZYbO
ホラーマンと一緒に部屋を出ようとした時、突然、ぼくの部屋の扉がノックされた。
こんな朝に人がやってくることはまず無くて、ホラーマンだけでも驚いていたのに、ぼくはますます驚いてしまう。
扉を開けたぼくは、扉を叩いた人物を見て、さらに緊張した。
廊下に立っていたのは、ジャムおじさんだった。

以下略



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