過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
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37:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:01:47.53 ID:Yu37ZZYbO

しょくぱんまんはエプロン姿で、おたまを持ったままぼくに迫った。


「給食だから呼びに行ってって言ったじゃないですか……。
以下略



38:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:03:15.25 ID:Yu37ZZYbO
しょくぱんまんもぼくたちも走り疲れて、鬼ごっこが終わり、こどもたちは校舎の中の教室へと集まった。
机と椅子は街の学校とおなじように人数分あって、その上にはすでに給食が並べてある。
こどもたちはカレーに目を輝かせて、嬉しそうに食べ始めた。


以下略



39:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:04:30.43 ID:Yu37ZZYbO

「みんな、私たちちょっとだけ席を外しますね」

「えっ……帰っちゃうの?」

以下略



40:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:07:11.15 ID:Yu37ZZYbO

「どうなんだろうな。俺たちには分からない」


いまいち理解していないぼくのために、カレーパンマンはさらに説明してくれた。
以下略



41:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:08:30.45 ID:Yu37ZZYbO

ぼくはジャムおじさんに説得されている時と、同じような気分になった。
きっとしょくぱんまんも、ジャムおじさんにそう言われて納得したのかもしれない。
落ち込むぼくを、カレーパンマンは明るい声で慰めてくれた。

以下略



42:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:09:58.69 ID:Yu37ZZYbO

「おーい、みんなそろそろ寝ようぜ」


カレーパンマンはそう言いながら、こどもたちがいる教室の扉を開けた。
以下略



43:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:11:20.91 ID:Yu37ZZYbO

悲しげに去っていく二人の背中を見送って、ぼくは再び教室の扉の前に立った。
けれど、なかなか開ける決心がつかなくて、つい立ちつくしてしまう。
ぼくが知らない現実はあまりにも衝撃的で、辛いものだった。
それを、しょくぱんまんとカレーパンマンは、ぼくには隠していたと言った。
以下略



44:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:13:00.45 ID:Yu37ZZYbO

「アンパンマン。あなたはあの二人から、この子たちの話を聞いたんですね?」

「うん、そうだけど……」

以下略



45:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:14:31.31 ID:Yu37ZZYbO

呟いたぼくに、ホラーマンが答えた。


「こどもたちを救う方法が、実はあるんですね〜。
以下略



46:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:15:38.97 ID:Yu37ZZYbO

「君たち相当頭良さそうですけど、本当は何才なんですかね?」

「それは聞かないでよ。ちょっと恥ずかしいから」

以下略



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