過去ログ - 提督「傑作だなぁオイ。笑えるぜ」
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2: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:30:37.51 ID:J1uwhgey0
提督「それと空母機動部隊指揮は五月雨に一任するから、心しておくように」
五月雨「提督は来ないんですか?」
提督「舞鶴もないってのに、泳いでいくのか?」
3: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:31:50.05 ID:J1uwhgey0
・・・それは散布しにいく味方機の安否を度外視している。海上の風速もわからないからうまくいくかも判断できない。これは加賀が許すはずがないし、提督も許せるはずがない。
もっと奇策を練られないか。こう単純な作戦では意味がない。看破されれば終わる作戦ではだめだ。第二、第三の作戦も平行して考えなければならない。
提督について来た五月雨が提督の顔を不安げに覗きこむ中、提督は一人考えに耽っている。
4: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:32:36.02 ID:J1uwhgey0
時間経過。横須賀軍港埠頭。護衛艦ありあけ前。
降りてきた艦長を呼び止め、緊急に護衛艦が必要である理由を説明する。
隣で五月雨が提督の手を握り、目で訴えかけるように艦長を見つめる。
5: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:37:06.84 ID:J1uwhgey0
提督「当の速吸率いる補給艦隊は、速吸、名取、長良、五月雨、涼風、暁、響、雷、電、秋月。空母機動部隊の出港を追いかける形で単縦陣を組み巡航速度にて航行、途中空母機動部隊に出くわしたら直ちに洋上補給を行うように」
提督「水上打撃部隊は、護衛艦ありあけに登場し目的地まで移動。着き次第扶桑、山城、ビスマルク、加古、古鷹、飛鷹、隼鷹、大鳳は空母を後ろに複縦陣、戦艦がその前に傘上に展開」
扶桑「・・・わ、わかりました」
6: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:38:18.66 ID:J1uwhgey0
飛鷹「最大高度を飛んでも被害は免れないわね」
低めの声で、飛鷹が提督を見て言う。
提督「それは・・・」
7: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:40:01.09 ID:J1uwhgey0
皆が首を縦に振る。
提督「作戦名は天日作戦。天照大神様と日本を守るための作戦にふさわしい名前だな」
五月雨「神様を私たちが守るって、とんでもなく罰当たりな発言な気がすると思うんですけど」
8: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:41:06.91 ID:J1uwhgey0
武蔵「いや、大丈夫だぞ提督。枕なら最高のものがある。世の男でこれで安眠できないやつはいない」
提督「胡散臭いな・・・。どんなやつなんだ?」
武蔵「ずばり」
9: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:41:53.70 ID:J1uwhgey0
大和「私が来るとは思いませんでしたか?」
提督「来てもおかしくはないと思ってはいたが、俺はお前の参加を許した伊藤元帥の真意を問い質したいところだ」
大和「一度は裏切った仲ですもんね」
10: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:42:48.26 ID:J1uwhgey0
どんなに言い繕っても言い訳にしか聞こえないのだとその言葉で思い知らされた。
「十年だ。わかるか?十年だよ。何人の艦娘が死んだ?数えてないか?味方が死んでいくのは愉快だったか?」
遅れてその言葉を思い出す。
11: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:43:35.39 ID:J1uwhgey0
後悔しながら、提督が向かった方向を眺めた。
提督が五月雨とまた夫婦漫才をしている。
陸奥が提督に詰め寄ろうとする五月雨に絡んでいて、さっきまで武蔵を止めていた長門が今度は陸奥を止めている。
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