114:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/15(火) 16:01:09.93 ID:3gpYRlk40
するとキルリアの後ろで声がしました。
ぶるっと凍えてしまいそうな氷のように冷たい声です。
キルリア「あ、あなたは?」
115:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/15(火) 16:01:45.61 ID:3gpYRlk40
周りは一面氷で覆われた一本道。
こっち、こっち
一本道を進むにつれてその声も大きくなっていきます。
116:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/15(火) 16:02:20.63 ID:3gpYRlk40
ユキメノコ「其の者らは其方にとって大切かえ?」
ユキメノコが笑みを浮かべたままキルリアに尋ねます。
キルリア「もちろん!大切な友達だよ!モウカザル達がいなかったらボクはここまで来れてないよ!だから早く探しに行かないといけないんだ!だから早く力のありかを教えて!」
117:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/15(火) 16:03:05.06 ID:3gpYRlk40
しかしユキメノコがそれを制止します。
キルリア「何?ボク急いでるんだってば!」
ユキメノコ「おほほ・・・。この別れ道は片方を選べば片方は消えてしまう」
118:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/15(火) 16:04:06.24 ID:3gpYRlk40
氷でできた空洞をキルリアは駆け抜けます。
この先に自分が望んだものがある。
空洞を抜けたその先に待っていたのは・・・。
119:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/15(火) 16:04:34.14 ID:3gpYRlk40
「それが其方の答えかえ?」
そんな三匹の後ろで冷たい声が響きます。
そこにいたのはユキメノコ。
120:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/15(火) 16:05:05.54 ID:3gpYRlk40
まぶしくきらきらと輝く光で、徐々に意識がはっきりとしていきます。
キルリア「ここは・・・」
マンムー「お主達、戻ったか」
121:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/15(火) 16:05:44.64 ID:3gpYRlk40
マンムー「手に取ってご覧」
マンムーが優しくそう言います。
その言葉にキルリアは少しうなずくと、輝く石を手に取りました。
122:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/15(火) 16:06:11.70 ID:3gpYRlk40
マンムー「そう。キルリアは目覚め石によって進化する」
しかし、その姿はモウカザル達が見知った姿ではありません。
マンムー「正義の心を持ったエルレイドにな」
123:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/15(火) 16:07:07.29 ID:3gpYRlk40
エルレイド「じゃあ、ボクはあいつと戦えるんだ!」
マンムー「ああ。じゃがようやく戦えるようになっただけ。あやつに勝てるかどうかは別問題じゃ」
たしかにあのキリキザンに勝てるかどうかはまだわかりません。
124:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:50:21.05 ID:m7NAtdw70
深々と積もっていた雪はやがてその姿を消し、地面には灰色の岩場が顔を覗かせていました。
空にも分厚い灰色の雲がかかり、草木はなくごつごつとした冷たい岩場が続くだけ。
モウカザル「ここが北の大地・・・」
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