945:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:27:52.00 ID:ha7ZcpN9o
『ぴっ、くし…!』
『むうまぁ…!?』
946:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:28:24.35 ID:ha7ZcpN9o
対し、理亞は格下なはずのルビィから敗北を喫している。
この世の何よりも大切な聖良からの信頼を、自分は裏切ってしまったという自失。
息を吸い、吸い、吐き方がわからない。吐かなくてはと思うのだが、頭が働かず、思考はパニックへと陥り…
聖良が、理亞へと声を。
947:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:28:51.45 ID:ha7ZcpN9o
向き直り、これで完全なる一騎打ち。
聖良は千歌へと問いかける。
聖良「そちらは今、仕掛けるべきだったのでは。隙を見せてしまったわけですが」
948:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:29:18.46 ID:ha7ZcpN9o
デンジュモクは電気を食らう。
普通の生物の背にあたる部位にはコンセントのような器官が付随していて、それを地に突き刺せば周囲から電力を強力に吸い上げることができる。
物理現象で見ればまるで意味不明なレベルでの吸引を行なっているのだが、異世界からの来訪者UBたちに常識は通用しない。
949:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:29:47.37 ID:ha7ZcpN9o
やれやれと肩を竦める聖良に、千歌はほんのりとドヤ顔気味。
そしてすっと、重心を沈めて戦闘態勢へ。
千歌「これでも結構ちゃんと見てるんだよ。それじゃあ、私も…」
950:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:30:23.19 ID:ha7ZcpN9o
自爆とは言っても本当にぐちゃりと弾けるわけではない。
どんなポケモンでも体内に有している生体エネルギー、それを暴走させて爆発を引き起こすのが自爆技だ。
ただ威力は掛け値なし、爆発の衝撃に空を舞ったベロベルトとデンジュモクは川岸へと打ち上げられている。
デンジュモクはその電撃を発する力に生物として能力を大きく割り振ったUB。火力は高いが防御性はそれほどでもない。
951:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:30:56.82 ID:ha7ZcpN9o
聖良(慌てるな、まだ大丈夫)
ウツロイドは“ステルスロック”を撒いただけ、ダメージを疲労もなし。
無論ヒードランも健在、驚かされたがここは攻め時。
952:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:31:28.66 ID:ha7ZcpN9o
果南「え、千歌もロクノに行くの?じゃあ…この子を貸しとくよ」
千歌「へ…いいの!?」
953:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:32:01.75 ID:ha7ZcpN9o
ギャラドスが姿を見せた瞬間、聖良は火炎の収束を打ち切り、ヒードランへと即座の“マグマストーム”の令を下していた。
紅蓮の溶岩は膨れ上がり、千歌とメガガルーラへと襲いかかる!
だが千歌はすぐさま、ギャラドスへと“たきのぼり”の指示を。
果南のギャラドスはその長体を猛らせ、川面から跳ね上がって膨大な水を“マグマストーム”へと浴びせかけた。
954:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:32:44.77 ID:ha7ZcpN9o
聖良(負けたら、負けたらどうなるの?私はまた牢獄へ…いや、もっと悪い場所かもしれない)
聖良(理亞は、理亞もあんな場所へ…?嫌だ…!そんなのは駄目、絶対に駄目よ!)
聖良(……落ち着いて、鹿角聖良。まだ負けが決まったわけじゃない。落ち着いて覆せ。
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