過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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944:名無しNIPPER[saga]
2018/11/17(土) 20:57:56.25 ID:Y95m5YSR0
 相手を笑顔にするためなら、自分はどうなっても構わない、
 決定的な証拠を突きつけられようとも相手を信じようとした彼女の姿に、
 本当に絢瀬絵里っていうのは甘ったれた存在であったのだなあって。
 独りよがりで、頭悪くて、誰に頼ろうともしないのに甘ったれてて。
 誰かがなんとかしてくれるとばかり思っていて――
以下略



945:名無しNIPPER[sage]
2018/11/17(土) 22:16:31.93 ID:b+8T7FYYO
ヒェッ……某板でよく立ってたヤンデレのんたんスレ思い出した


946:名無しNIPPER[saga]
2018/11/18(日) 07:00:23.33 ID:j1GEu/ey0
 懐かしいという感慨すら抱かないほど、その建物のことを印象にすら残したくない。
 目の前に映る建物を見て苦笑交じりの表情を浮かべているのを、
 ユッキが首を傾げながら見上げる。
 この場所で何が行われたかというよりも、
 この場所であの人達が何もしてくれなかったことを思い出すほうが簡単だ。
以下略



947:名無しNIPPER[saga]
2018/11/18(日) 07:00:52.81 ID:j1GEu/ey0
「誰から見た私……いや、私のエピソードではなさそうね」
「はい」
「だって私はこの場所で何をしたわけでもない、あるとすれば亜里沙」
「送られてきたデータによれば……亜里沙さんが初めて泣いた日」
「……なんていえばいいのかしら」
以下略



948:名無しNIPPER[saga]
2018/11/18(日) 07:01:23.28 ID:j1GEu/ey0
「私よりもあなたが心配よ。想像したことのないものが見られると思うわ」
「ハードルを上げますね」
「だいじょうぶよ、たぶん軽く超えられるわ――嫌悪で」

 ロシアから日本に来た理由は、表向きではおばあさまの来日で。
以下略



949:名無しNIPPER[saga]
2018/11/18(日) 07:01:58.99 ID:j1GEu/ey0
 能力が高くないから自分の手元において庇護している程度に考え、
 相手のことを理解もせず、想いもせず、世話にもかけず、
 お金さえ払えば、金銭的に裕福であれば、子どもは育つものなんだろうって。
 おそらくあの人は今でさえ、私たちは自分が育てたって思ってると思う。
 μ'sとして表舞台に立っていた時代の私が、あの人の自慢の種だったことを自分は知っている。
以下略



950:名無しNIPPER[saga]
2018/11/18(日) 07:02:38.25 ID:j1GEu/ey0
 語ることすら億劫になりそうな事実。
 児童相談所に通報されれば立派に虐待として認識されてしまいそうな。
 時代が時代であったし、暴力行為が行われていない以上は
 児相は何もできないし、駆け込んできたところで両親は何もしてはくれない。
 自分が悪くはないのだから改善する理由がない。
以下略



951:名無しNIPPER[saga]
2018/11/18(日) 07:03:24.29 ID:j1GEu/ey0
「窓は開かないんですか?」
「開かないわね」
「臭いは……?」
「あれの掃除をしていた私からすれば、とても辛い」

以下略



952:名無しNIPPER[saga]
2018/11/18(日) 07:04:10.54 ID:j1GEu/ey0
「辛くて涙を流したと?」
「想像でしかないけれど、それはないわね」
「え? でも……」
「残念ながら、感情が昂ぶると泣くのは――そうね、
 精神的に真っ当な人間の思い上がりなんだと思うわ」
以下略



953:名無しNIPPER[saga]
2018/11/18(日) 07:04:47.41 ID:j1GEu/ey0
「マンションの壁をよじ登ってますね」
「スパイダーマンみたいなことしてるのね」
「クモ男というのは昭和の時代にいたと聞きます」
「広島市民球場にいたっていう話は知っているわ」

以下略



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