237:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:17:46.72 ID:0/G1P+FM0
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男 「――――最終的に、おっさんが国境警備の一団に慰問に訪れて、陛下と側近の方たちがその中に変装して紛れると」
238:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:22:20.26 ID:0/G1P+FM0
弓使い「ですから、僭越ながらあの場で発言させていただきました。それにしてもまさか私がその馬鹿げた考えを自ら率先して実現させようとしたなんて」
弓使い「あの時の私が聞いたらどんな顔をするでしょうか?」
エルフ「フルトトみたいにぽかーんとした顔するんじゃない?」
239:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:23:30.69 ID:0/G1P+FM0
侍 従「やっぱりそこは自分の目で確かめたかったのよ、きっと」
男 「……じゃあ俺は陛下のお眼鏡にかなったというわけですか?」
侍 従「ええ、合格だと思うわ。それにあの方については前々から陛下にお話ししていたし、きっとこの会談は上手くいくでしょうね」
240:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:24:59.64 ID:0/G1P+FM0
侍 従「それに同盟を受け入れるかどうかはエルフ側だけの問題ではありませんよ?」
弓使い「確かに。貴方の国の中にも同盟には反対する勢力がいるかもしれません」
エルフ「王様が仰っていたかつての権力者のような暮らしを望んでいる人間、同盟よりも支配した方がいいと考える人間」
241:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:51:45.95 ID:0/G1P+FM0
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隊 長「……よぉ!何日ぶりだ?」
242:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:52:25.16 ID:0/G1P+FM0
男 『――――まぁ、結局陛下との会談を聞きつけてやって来たと思われる不審者は出なかった』
男 『革命の時にその戦いぶりから鬼神とまで呼ばれたあのニヤケ面のことを知らない者はこの国にはいない』
男 『そんな奴と戦わねばならないリスクを冒すような無謀な奴はいないということか』
243:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:54:03.77 ID:0/G1P+FM0
男 『――――が、それからは大変だった。俺はエルフ族から最も信頼できる人間の一人として選ばれてしまったのだ』
男 『まぁ、同盟の言いだしっぺは俺だから「どうめいきまったはいそうですかさようなら」というわけにはいかないとは思ってたが』
男 「……こんな重要な仕事をやらされる羽目になるなんてな」
244:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:56:32.31 ID:0/G1P+FM0
弓使い「……やり直しですね」
隊 長「はっはっは、大変そうだな」
男 「ああ、アンタみたいな脳筋にゃあ到底できないことさ」
245:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:58:20.24 ID:0/G1P+FM0
男 『同盟から約半年、そういう野盗や奴隷商人どもがこぞってエルフを掻っ攫おうとこの国に侵入してきてる』
男 『国が関わってくるとボロい商売ができないからか、国家規模で介入してこなかったのは不幸中の幸いって奴だったろうか』
男 『ニヤケ面はそういう連中をぶっとばすべく多くのエルフが住んでいる首都周辺の警備をしているんだがやはり数が多すぎるらしい』
246:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:59:31.29 ID:0/G1P+FM0
男 『――――程なく、度の過ぎた阿呆が本当に攻め込んできやがった。貴重な資源の独占……つまりエルフの独占は両国間の条約に違反する、それが大義名分だ』
男 『それに呼応して幾つかの国も立ち上がり、連合軍となった連中の数はこの国の軍隊を遥かに上回った』
男 『エルフを慰み者としてししか見ようとしない最低の連合軍だ。エルフはモノや奴隷じゃないってのに』
247:名無しNIPPER[saga]
2016/08/06(土) 00:00:09.19 ID:v2expOE80
男 『それに対しエルフの知恵と知識を得た我が国はまだまだ食料には余裕があった。寝返った敵兵が兵糧をパクって来たのも大きい。そこで俺たちはある作戦に出た。それは……』
エルフ兵「どうか、剣を納め弓を捨て投降してください。こちらには食べ物がいっぱいありますよ〜」
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