8:名無しNIPPER[saga]
2018/10/24(水) 23:46:07.57 ID:sTNRC3X20
古泉「まずは初心者向けハウツー動画を一通り漁って、簡単に出来そうなものから試していくという寸法ですね。しかし、一体何から始めれば良いんでしょう」
ハルヒ「最初はやっぱり着地とか受け身とかから始めるんじゃない?大体こういうのって、安全面を確保するとこから始まる気がするわ」
スキーで実際に滑り始める前に、まず雪の上で安全に転ける練習をするのと同じ要領だろう。
9:名無しNIPPER[saga]
2018/10/24(水) 23:48:15.55 ID:sTNRC3X20
ハルヒ「とりあえず一通り目を通してから、近くの公園に行って実際に試してみるわよ。現地ではキョンの携帯で動画見ながらになると思うから、充電は温存しときなさいよ」
言い出しっぺのお前の携帯で見るのが筋というものではないか。
というか、今からやるのか!?
10:名無しNIPPER[saga]
2018/10/24(水) 23:50:08.88 ID:sTNRC3X20
ハルヒ「それじゃあ、今から近くの公園に行って実際にパルクールをやってみることにします。反対意見のある人は、練習が終わってから聞くわね」
暴君という言葉がこれほど似合う女子高生も、そういないだろうな。
PCの画面に釘付けのハルヒを尻目に、部屋の隅で古泉と額を寄せ合って小声で話す。
11:名無しNIPPER[saga]
2018/10/24(水) 23:53:58.52 ID:sTNRC3X20
暑ッッ!!!
別段冷房も効いていない校舎だったが、いざ真夏の直射日光の下に体を晒すと、途端に文芸部室が恋しく感じられ、ハルヒの決定に対してもっと強情に異議を唱えなかった自分の選択を呪いたくなる。
ハルヒ「ほら、さっさと行くわよ」
12:名無しNIPPER[saga]
2018/10/27(土) 09:54:07.46 ID:wK7UI14D0
一行が到着したのは、学校からほど近く、何の変哲もない児童公園。
さすがにこの暑さの為か、ハルヒの目算通り子どもの影は見当たらなかった。
これなら、高校生が公園ではしゃぎ回っていてもそこまで問題にはならないだろう。
遊具らしい遊具は滑り台、砂場、ブランコ、鉄棒といったごく普通のものしかないが、果たしてこんな所で練習が出来るのか?
13:名無しNIPPER[saga]
2018/10/27(土) 09:55:41.60 ID:wK7UI14D0
〜30分後〜
ハルヒ「はい」スッ
キョン「はい、涼宮君」
14:名無しNIPPER[saga]
2018/10/27(土) 09:57:28.60 ID:wK7UI14D0
ハルヒ「しっかし、簡単なことしかやってないのに結構疲れたわね」
古泉「普段使わない筋肉を使ったせいでしょうね。それにこの暑さですし、装備も十全ではなかったですから。また日を改めて出直しましょう」
おい古泉、余計なことを言うんじゃない。
15:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 09:56:29.00 ID:c2+GUrB70
〜日曜〜
この間の猛烈な暑さは一旦影を潜め、今日の気温は抑え目だ。空気も湿度が低くカラッと乾いていて、運動には比較的適した気候だろう。
ハルヒは運動できる格好と言っていたが、ジャージのズボンにTシャツ、運動靴で十分だろう。
時間通りに指定の公園の最寄り駅へ赴くと、既に俺を除く4名が揃っていた。
16:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 09:57:35.16 ID:c2+GUrB70
キョン「ごろん、と」
ハルヒ「あんたのそれは、ただ前転してるだけじゃないの。斜めに回るって書いてあるじゃない」
古泉「パルクールの受け身は柔道等の受け身と違って、足を折りたたんでおいて、回り終わったらすぐ立ち上がれるようにしているんですね。手も、地面を叩くのではなく、押し返して立ち上がる力に利用する、と」
17:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 09:58:47.86 ID:c2+GUrB70
ハルヒ「まぁ、ロールはこんなもんでしょ。コンクリの地面でやれって言われたら厳しいものがあるけど、導入としてはこれくらいでいいかしらね」
キョン「体を守るための受け身で、逆に体が痛いんだが」
古泉「慣れるまでは、骨の出っ張っている部分を地面にぶつけて、却ってどこか傷めてしまうこともあるかも知れませんね。コツがわかれば、コンクリートの地面に向かって飛び降りてから受け身をしても、全く痛くないらしいですが」
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