佐久間まゆイチブンノイチ人形
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8:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:23:27.27 ID:3QcdtyFE0

「Pさんがそういうのなら、まゆにも考えがあります」

 そう言って、ゆっくり、一歩一歩踏み占めるようにこちらに向かってくる。近づいてくるまゆにはなんとも形容しがたい迫力があって、本能的に逃げようとするも足が動かない。そうして、まゆは俺の目と鼻と先まで迫ると、

以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:25:38.47 ID:3QcdtyFE0





以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:27:07.86 ID:3QcdtyFE0



 威張れるほどの人生を歩んできたわけではないのだが、俺だって色々な経験をしてきた大人なつもりだ。朝の事をいつまでも引きずっているわけにもいかない。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:27:56.26 ID:3QcdtyFE0

「え? 一旦、って……プロデューサーさん、まだお仕事ありましたっけ?」

「別に、ないっちゃあないですけど」

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:28:49.90 ID:3QcdtyFE0



 まゆを送り届けたとき、何も聞くことができなかったことを最初に報告しておく。

以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:30:34.21 ID:3QcdtyFE0

 もし。

 もしもまゆが人形に細工をしていたとして、俺の言葉を聞いた時にどんな行動をするだろうか。もしそんなことがなかったとしても、そうしたら今朝の事はどう説明をすればいいんだ? 大金をかけたであろうプレゼントが怪奇現象を引き起こしたと知って、まゆはどんなことを思うだろう?

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:32:48.97 ID:3QcdtyFE0

 よし、と口に出してみる。

 何度目かわからない空元気だったが、今回はたまたまいい助走になったようだった。俺は思い切ってドアの鍵を開け、そのまま一目散に家の電気を点けた。台所、バスルーム、そして部屋とお構いなしにスイッチを入れたから、たちまち部屋が光でいっぱいになる。

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:33:55.89 ID:3QcdtyFE0



 なにか、足音のようなものが聞こえた気がして俺は目が覚めた。

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:35:29.78 ID:3QcdtyFE0

 人間は、本当に恐怖を感じると声も出ないらしい。少なくとも今の俺がそうだ。

 彼女の顔を見るのが心底恐ろしい。視界の端に、子供の遊び散らかした画用紙みたいにグチャグチャになっている段ボール箱が見える。どうやったらああなるんだ。あの、堅いはずだった段ボール箱が。

以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:36:23.42 ID:3QcdtyFE0



「……え?」

以下略 AAS



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