佐々木「やぁ、キョン。待ちくたびれたよ」キョン「佐々木……何してるんだ?」
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3:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:03:53.05 ID:sSMsKf7k0
佐々木「さて、何か言うことはあるかい?」

キョン「待たせて悪かったよ」

佐々木「よろしい。では店内に入るとしよう」
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:05:37.15 ID:sSMsKf7k0
キョン「奢ってやっても良かったんだがな」

佐々木「おや? あとからそんなことを言うのは卑怯だよ。是非会計前に進言して欲しかった」

卑怯も何も、真っ先にレジに向かったのは佐々木であり、俺は後を追う立場だった。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:09:15.51 ID:sSMsKf7k0
促されるままやって来た公園。
夜の公園は静かで、人の気配はない。
砂場の山だけが、日中の賑わいを残していた。

佐々木「ここが良い。さあ、座りたまえ」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:11:01.45 ID:sSMsKf7k0
どうやらこの公園に来る以前に刺された様子。
となると、コンビニのベンチが現場だろう。
つまり、その原因は待たせたからに他ならず。

佐々木「責任を取るつもりはあるかい?」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:13:03.53 ID:sSMsKf7k0
さて、困ったことになったぞ。
任せろとは言ったものの、勝手がわからん。
どうしたものかと逡巡していると。

佐々木「気にすることはない。ひと思いにやってくれたまえ。カプッと、ほらほら早く」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:15:08.67 ID:sSMsKf7k0
キョン「あむっ」

佐々木「んっ」

俺は佐々木の二の腕にむしゃぶりついた。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:17:18.39 ID:sSMsKf7k0
キョン「わ、悪かったよ、佐々木」

佐々木「まあ、過ぎたことだ。それよりも、キョン。溶けたアイスで手がベタベタだよ?」

どうやらそこまで気にしてない様子。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:20:30.06 ID:sSMsKf7k0
佐々木「よし、綺麗になった」

ひとしきり舐め終えて、ようやく解放。
指がふやけちまったじゃないか。
出来るならば、佐々木が舐めてくれた自らの指をしゃぶりたかったが、流石に不可能だった。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:23:09.84 ID:sSMsKf7k0
佐々木「もし、僕が誰かに告白されたとして」

アイスを食い終えて、しばらく沈黙が続いた。
すると、ようやく涼しくなった夜風に乗って、佐々木の要領の得ないたとえ話が耳に届く。

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:25:46.95 ID:sSMsKf7k0
佐々木「つまり、僕の推理としては結局、顔で選ばれたのだろうと、そう考えている」

いくらなんでも一方的な決めつけじゃないか?

佐々木「そうは言っても相手だって僕のことをよく知らずに決めつけている筈だよ。特に親しくしていたわけでもないし、ましてや昼食や塾でのひと時を共にしたわけでもないのだから」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:28:05.68 ID:sSMsKf7k0
佐々木「話は変わるけど」

瞬時に佐々木は話を切り替えた。
そういうところが、頭の良さを表している。
俺だったら相当引きずるに違いない。
以下略 AAS



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