タツマキ「す、好きじゃないわよ……」サイタマ「じゃあ、やめるか?」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/03(土) 22:34:46.23 ID:OrrkKALEO
「そもそも何で抱きしめる必要があるのよ」

タツマキは考える。あの男の行動理由を。

「場所を変えるにしても他にやりようがあるでしょ。あんな、いきなり抱きつくなんて」
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/03(土) 22:36:48.53 ID:OrrkKALEO
「ていうか、フブキとはどんな関係よ」

男が現れたのは妹を説教している時である。
ちょっと痛い目に合わせて、妹に自分の弱さをわからせて保護しようとしたタツマキを、あの男は邪魔した。まるで妹を守るように。

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage]
2020/10/03(土) 22:37:47.02 ID:9YzHePf6o
フハッ


5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/03(土) 22:39:17.28 ID:OrrkKALEO
「好きなら好きって正面なら言いなさいよ」

枕をあの男に見立てて文句を口にする。
そしてふと考える。もしもそうされたらと。
あの男に真正面から好意を告げられたら、その時に自分はどうしただろうか。考えて。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/03(土) 22:42:41.76 ID:OrrkKALEO
「最低限の強さは身につけてるわけね」

そう考えると、あの男は悪くなかった。
それなりの強さを見せた。そこは認める。
妹の前だったり、野外だったりに目を瞑るならば、話くらいは聞いてやっても良かったかも知れない。タツマキとて、わかるのだ。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/03(土) 22:44:48.87 ID:OrrkKALEO
「少しくらい優しくするべきだったかしら」

枕を撫でながら反省する。だって、突然だ。
いくら力を見せるためとはいえ、いきなり抱きしめられてこんなにハゲるくらい頑張りましたなんて言われても困る。嫌ではないが。

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/03(土) 22:48:20.62 ID:OrrkKALEO
ピピピッ! ピピピッ!

「ん? なによ、こんな夜中に怪人なんて」

ヒーロー協会から支給された携帯端末からアラームが鳴り響き、身を起こした、その時。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/03(土) 22:55:58.58 ID:OrrkKALEO
「うわぁ……靴底がドロドロだ」

着地した瞬間、サイタマは何かを踏みつぶしたらしく、下を見ると、怪人が死んでいた。

「ま、倒したからいっか」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/03(土) 22:58:15.30 ID:OrrkKALEO
「い、いきなり何しやがる……!」
「トイレを貸してあげてもいいわよ?」

にっこり嗤うと、サイタマは脂汗を流して。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/03(土) 23:00:26.57 ID:OrrkKALEO
「つまり、俺はお前を抱きしめながら糞をすればいいのか? それになんの意味がある?」
「眠れないのよ……」
「は?」

脈略のない呟きに首を傾げるサイタマに対して、タツマキは辛抱強く説明をした。
以下略 AAS



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