5: ◆qJX8kuiMZI[sage]
2025/12/05(金) 19:50:49.13 ID:XTeJFan70
ばいきん城に落下するばいきんまん。
三度寝、四度寝を楽しんでいたドキンちゃんを巻き込み、カンカンに怒られていた。
ドキン「どういうつもりよ! 私の部屋を滅茶苦茶にして!」
ばいきんまん「どうもこうも、見ての通りでして」
6: ◆qJX8kuiMZI[sage]
2025/12/05(金) 19:52:21.10 ID:XTeJFan70
しかし、町の状況は酷いものだった。
油で広がった火災は、ばいきんまんとの戦闘中にさらに燃え上がり、町の大半を焼き尽くしていた。
さらに悪いことに、負傷者も大量に出ていたのだった。
町のあちこちから声が聞こえる。
7: ◆qJX8kuiMZI[sage]
2025/12/05(金) 19:54:29.89 ID:XTeJFan70
一方そのころ……。
ばいきんまんも悩んでいた。
ばいきんまん「うーん、やっぱり謝った方が……いや、おれ様は悪いこと大好き、もちろん放火も大好きばいきんまん! いや、しかし、あんなミスを誇るのは何か違うような……」
8: ◆qJX8kuiMZI[sage]
2025/12/05(金) 19:55:52.34 ID:XTeJFan70
翌日。
パン工場にバタコとチーズが朝の小麦粉を運んでいる時だった。
現れる謎の影。
ばいきんまん「バタコ、一緒に来てもらおうか」
9: ◆qJX8kuiMZI[sage]
2025/12/05(金) 19:57:08.23 ID:XTeJFan70
ばいきんまんが城に帰還する。
バタコとチーズはUFOのハンドの中で震えたままだ。
ばいきんまん「ふん。ちょっと待ってろ」
10: ◆qJX8kuiMZI[sage]
2025/12/05(金) 19:59:02.15 ID:XTeJFan70
アンパンマンがドクロ島に向かっている最中。
遊び疲れたドキンちゃんはバタコとチーズをパン工場に送っていた。
ドキン「あー、楽しかった! ばいきんまんも気が利くじゃない!」
バタコ「う、うん」
11: ◆qJX8kuiMZI[sage]
2025/12/05(金) 20:00:07.39 ID:XTeJFan70
アンパンマンは海の上を飛んでいた。
まもなくドクロ島が見えてくるだろう。
そんなアンパンマンの視界にかびるんるんが目に入った。
アンパンマン「かびるんるん?」
12: ◆qJX8kuiMZI[sage]
2025/12/05(金) 20:02:13.22 ID:XTeJFan70
巨大な炎がアンパンマンを襲う。
かろうじてかわしたアンパンマンだったが、顔の一部が焦げてしまった。
アンパンマン「顔が焦げて力が出ない……」
ばいきんまん「それがどうした!」
13: ◆qJX8kuiMZI[sage]
2025/12/05(金) 20:03:10.79 ID:XTeJFan70
ばいきんまん「もうないのか?」
アンパンマン「…………」
ばいきんまん「もう手がないなら、終わらせるぞ!」
アンパンマン「!!」
14: ◆qJX8kuiMZI[sage]
2025/12/05(金) 20:04:06.51 ID:XTeJFan70
不安げな表情でアンパンマンがばいきまんの後を追う。
はたしてその先には……。
アンパンマン「ばいきんまん……しっかりしてくれ……」
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