過去ログ - 上条「身体が……熱い」
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2:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/08(土) 14:59:16.05 ID:JeVAPgDO

──幻想殺し。異能の力ならば何でも打ち消す。それが火であろうが水であろうが雷であろうが、神の祝福であろうが。その幻想殺しを宿す右手を持つ少年はトボトボと肩を落としながら道を歩いていた。

「はぁ、不幸だ……」
以下略



3:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/08(土) 15:01:04.85 ID:JeVAPgDO

「時間は……五時過ぎてる、か……」

不良から絡まれてる人を助け、引き付けて逃げ回るというのは彼の大体のパターン。普通なら大体のパターンが出来るとかその時点でおかしいのだが、治安がよくないこの学園都市という場所、それに加えて不幸体質である彼にとってもはやそれは別に特別な事ではない。
以下略



4:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/08(土) 15:03:06.18 ID:JeVAPgDO

「……おっすビリビリ」

これももはや日常茶飯事。学園都市が誇る超能力者、230万人の中の第三位である御坂美琴が仁王立ちで彼の前に立ちはだかった。
以下略



5:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/08(土) 15:07:43.19 ID:JeVAPgDO

「あの、本当にいいんでせうか」

「ここまで来て今更帰るとか言わないでよ」
以下略



6:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/08(土) 15:11:52.27 ID:JeVAPgDO

御坂美琴にとって、上条当麻は救世主であり───想い人だ。

あの絶望の縁に立たせた事件、絶対能力進化(レベル6シフト)実験。自身のDNAマップを基にして、自身のクローン(シスターズ)が産み出された。そしてそれを学園都市第一位である一方通行が二万体撃破することで計算上誰一人として辿り着くことの出来ない高み、レベル6へと上り詰める事が出来るという不条理な実験であった。
以下略



7:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/08(土) 15:14:42.20 ID:vYGXaLwo
むむ、スレタイからどうなるか想像もつかんが支援


8:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/08(土) 15:34:14.61 ID:JeVAPgDO

「お昼ご飯抜いたって言ってたけど、ちゃんと食べなさいよね」

「別に今日は放課後の補習もなければ体育みたいな身体を動かす授業がなかったからいけると思ったんだけどな」
以下略



9:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/08(土) 15:35:30.62 ID:JeVAPgDO

「いやぁ美味かったな。こんなに美味しいもの食べたのなんて久し振りで。珍しく上条さん幸せです」

満足そうにお腹をさすり、人工的に作られた灯りだけが灯す道を二人歩く。あぁ、何て幸せなのだろうと言わんばかりの表情をしながらテクテク横を歩く上条をふと見上げた。
以下略



10:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/08(土) 15:41:22.43 ID:JeVAPgDO

──時計を見る。もうすぐ八時を回りそうだ。完全下校時刻が大分前に過ぎていて、周りを歩く人も昼のそれに比べて格段に少ない。

上条はそんな街並みを見ながら、少し期限良さそうに歩いていた。同居人は担任のロリ教師に誘われ、現在絶賛焼き肉中。そのまま泊まるらしいので、久し振りに一人が満喫できるというこれからの事も含めてご機嫌指数は良好線を指していた。
以下略



11:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/08(土) 15:58:46.64 ID:JeVAPgDO

何だかんだ過ごしてるうちに、御坂妹の件があった。絶対能力進化実験だかなんだか知らないが、美琴は一人で泣いていた。一人で震えていた。そんな美琴を見た上条は放っておけなかったのだ。

上条は頭よりも先に身体が動く。そういう性質の人間は人類の何割かは知らないが恐らく少ないのであろう。だから美琴が一人絶望の縁から叩き落とされそうになるのを見て、何よりもまず美琴の元へと走った。
以下略



12:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/08(土) 16:18:27.25 ID:JeVAPgDO

そして翌日。

授業は睡眠時間と言わんばかりに惰眠を貪っていると、昼休みを告げるチャイムが鳴り響いた(さすがに教科、担当する教師にもよるが)。
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