過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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442:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:31:45.89 ID:ofO3IuS6o
レストランのドアを開けるとカランカランと入店を知らせる音が聞こえる。
佐天と初春はウェイティングのかかっている状況の店内を一瞥する。


ワイワイガヤガヤという擬音がまさに当てはまる情景だった。
以下略



443:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:32:37.28 ID:ofO3IuS6o
「そうですか、佐天さん…その言いにくいんですけど…」


初春も何やら言いにくそうに頭の中で何を言おうか考えながら言葉を選んでいるといった素振りをしている。
その様子を見て、佐天は「どした?」といつもの元気な表情で下を向いている初春を覗き込む。
以下略



444:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:33:57.64 ID:ofO3IuS6o
(ちょっと…何でここにアイテムが?ってかあれってアイテムよね?)


「こちらでよろしいでしょうか?」

以下略



445:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:34:36.43 ID:ofO3IuS6o
麦野自身もふと思いついて言いだしただけだった。
しかし、一度話し始めると皆、話に乗ってきた。なので麦野はこのまま電話の女の話を続ける事にした。


「電話の女の正体ねぇ…確かに、気になる訳よ…」
以下略



446:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:35:02.53 ID:ofO3IuS6o
「電話しよーぜ、今」


「あ、それいいかも!で、この際に聞けば!」

以下略



447:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:37:15.57 ID:ofO3IuS6o
砂をかむような思いとはこの事だろうか?
佐天は注文してから数分して出てきたハンバーグランチを食べていた。


しかし、先ほどからちらほらと聞こえてくるアイテムの会話が彼女を食事どころではない精神状態に追いやっていたと言っても過言ではないだろう。
以下略



448:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:38:03.35 ID:ofO3IuS6o
麦野さんとかプライド高そうだし…年上の人のふりしてきた私が実は中一なんてばれたら…やばいやばい。
佐天は取りあえずは目の前にあるハンバーグランチを全て食べようと決め、ハンバーグをかっこむ。
折角初春と約束してまでファミレスに行ったというのに…待っていたのはアイテム。


以下略



449:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:39:40.86 ID:ofO3IuS6o
「へぇ…風紀委員ですかぁ…超頑張りますね」

ついさっきまで隣の座席で特大パフェを頬張っていた少女が携帯電話の連絡一本で血相を変えてレストランを出ていくのを絹旗は映画雑誌の上からぼんやりと見つめる。
残った一人は一人っきりで超かわいそうですね…と、どーでもいいことを考えながら再び彼女は雑誌の映画特集の項目を見つめていく。

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450:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:40:34.10 ID:ofO3IuS6o
偶然なったと言うこともあり得る。
確かめるために、麦野はもう一度メールを送ってみた。


今度は何も記載していないメール。
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451:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:41:56.98 ID:ofO3IuS6o
「おい、そこの中学生」


心臓が止まるかと思った。
佐天は初春が風紀委員の仕事に引き抜かれた時に同時に帰れば良かったのだ。
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