過去ログ - 滝壺「大丈夫。私が、あくせらを守ってみせるから」一方通行「……」
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1: ◆L7wBXlR/tc
2011/02/15(火) 18:44:22.22 ID:1l+MHF0DO

 長点上機学園。かの常盤台中学とならび、学園都市の五本指に入る超エリート校である。

 能力開発では学園都市ナンバーワンを誇るこの学校だが、しかし超能力者《レベル5》が在籍しているということを知る者は、学校の内外含めてあまりいない。

 なぜなら、時間割り《カリキュラム》によって超能力者《レベル5》の『力』に目覚めた学生はもれなく、それぞれのための特別クラスが用意されるからである。

 そこにはもちろん、他のクラスメイトなどは存在しない。運動会や文化祭にも参加することはない。狭い教室に、机がポツンと一つ置いてあるだけである。

 そのような扱いを受け、しかし文句を言う者はいない。……それはおそらく、自分の得た『力』は他の能力者とは絶対的に違うのだ、という事を心のどこかで理解しているからであろう。


 これは、そんな強大すぎる『力』を持つゆえの『苦しみ』を抱える少年が、一人の少女と出会う物語。



 ──一方通行《アクセラレータ》と能力追跡《AIMストーカー》が交差するとき、物語が始まる。






2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/15(火) 18:44:56.02 ID:48kp4wrfo
期待


3: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 18:46:17.50 ID:1l+MHF0DO

一方追跡です

時系列的には原作が始まる三ヶ月前くらいで、まだ一方通行が《実験》に関わっていない設定です

以下略



4: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 18:49:19.60 ID:1l+MHF0DO


 時は、四月の終わり。学園都市に住むほとんどの学生は、新しい学校または新しいクラスに少しずつ慣れを感じ始め、さらに落ち着きも覚えるこの時期に。

一方通行「どうなってンだよ、こりゃあ……」
以下略



5: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 18:52:21.16 ID:1l+MHF0DO


 普段とは違う光景に愕然とする一方通行だが、教室の入り口でただ突っ立っていても仕方がない。

 二つある机の内、おそらく自分の使っていたであろう方へと座る。三年近く使っていれば、自分の机を見分けるなど雑作もないことなのだった。
以下略



6: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 18:55:37.92 ID:1l+MHF0DO


芳川「おはよう、一方通行。ご機嫌いかがかしら?」

一方通行「朝っぱらから最っ高に最悪な気分だなァ」
以下略



7: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 18:58:26.25 ID:1l+MHF0DO


一方通行「待て待て待て待て!! おかしいだろォ!? 転入生? なンだよそれ聞いてねェぞ!?」

芳川「あら? そんなに取り乱すほどおかしいかしらね? 四月からちょっと遅れて来る転入生、なんて定番じゃない?」
以下略



8: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 19:01:53.94 ID:1l+MHF0DO


 滝壺理后と名乗った少女が、一方通行の隣の席に座る。

芳川「じゃあ、担当研究者もいないし、今日はこの時間だけでおしまいよ。あとは二人で親睦でも深めてちょうだい」
以下略



9: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 19:05:00.20 ID:1l+MHF0DO


 芳川が出ていった教室で、仕方なく一方通行が滝壺に尋ねる。

一方通行「で、だ。……なンでてめェは、このクラスに来ることになったンだよ?」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/15(火) 19:08:25.66 ID:RgZvt6fHP
期待


11: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 19:17:28.89 ID:1l+MHF0DO


 一方通行が無理矢理問いただそうか本気で悩み始めた瞬間、授業の終わりを告げるチャイムが響いた。

一方通行「チッ、もうこンな時間かよ……」
以下略



12: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 19:19:49.75 ID:1l+MHF0DO


 ほぼ同時に教室を出た二人は、そのまま学校を出るのもほぼ同時になった。

 一方通行が、後ろについてきている滝壺を完全無視しつつそのまま寮の方へ向かおうとすると、前方に見知った顔を見つけた。
以下略



13: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 19:22:26.37 ID:1l+MHF0DO


少年「あはは、フラれちゃったね垣根」

垣根「うるせぇ。つーか第一位さんよぉ、マジでこの子だれ?」
以下略



14: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 19:24:22.44 ID:1l+MHF0DO


 一方通行は今度こそ自分の住んでいる寮へと向かった。やはり平日のこの時間、街に人影はあまり見当たらない。

 寮まであと少しというところまで来て、ついに一方通行が後ろを振り向き声を上げた。
以下略



15: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 19:26:59.60 ID:1l+MHF0DO


 と、そこまで考えていた一方通行は、突然の悲鳴に我を返させられた。

佐天「引ったくりよぉ!! 誰かそこのやつ止めてぇぇ!!」
以下略



16: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 19:30:50.01 ID:1l+MHF0DO


一方通行「おィそこのガキ。あン中になに入れてた」

 一方通行がまだ倒れて呆然としている少女に話かける。
以下略



17: ◆L7wBXlR/tc[sage]
2011/02/15(火) 19:32:34.22 ID:1l+MHF0DO

とりあえず今は以上です。また夜か明日書き溜めて来ます

一回の更新量はだいたいこれくらいの予定です


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/15(火) 19:37:33.75 ID:4nR9lIXHo
乙なんだよ!


19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/15(火) 19:40:01.79 ID:S8wakLI90
これは…ッ!

期待


20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/15(火) 19:46:33.21 ID:ze/1rmWZ0
一方さんなら光学迷彩ぐらい見破る方法幾らでもあるだろ。


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/15(火) 19:48:40.97 ID:WlwwdjF60
クソッ!いいところで切りやがる!
とりあえず乙


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