過去ログ - 騎士見習い「もう疲れたよ……」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/02(土) 20:37:43.01 ID:rVhEFPKqo

 へたり込んだ、小柄で華奢な身体が震えている。
 着ている白い簡素なネグリジェでは確かに寒そうだが、そのせいではないだろう。
 ウィリアムは同情を覚えた。相棒がかなりきつい尋問をしたことは想像に難くない。
 と、オルトロックが口を開く。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/02(土) 20:38:37.42 ID:rVhEFPKqo

 剣の王国騎士団を知らない人間はいない。剣の王国が抱える世界でも屈指の戦力だ。
 どんなに世情に疎かろうと自然と耳に入ってくるし、入ってくるならば覚えていない訳がない。
 そして、それを襲うことの愚かしさも知らないはずはないのだ。

以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/02(土) 20:40:50.04 ID:rVhEFPKqo

 近くの床を見渡すものの、あるはずのそれはない。
 暗くて見えないのかと思い、ランタンを高く掲げるが、やはり見つけることは出来なかった。
 相棒が少女から目を離さないまま頷く。

以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/02(土) 20:42:14.03 ID:rVhEFPKqo

 相棒の意図を読み取って、彼女は恐る恐る掌を上にして差し出した。

「変な真似はするなよ。その首と身体が別行動、ってなりたくなきゃな」
「……!」
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/02(土) 20:56:50.21 ID:OavlxGGDO
ktkr

血液かー
よくある展開だと少女の肉体や血液自体が魔法陣として組まれてるってやつだな


36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/02(土) 21:03:37.44 ID:rVhEFPKqo

 時は戻って現在。剣の王都。

「昇進。そのために連れてきたっつーのに……」

以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/02(土) 21:04:43.94 ID:rVhEFPKqo

 相棒が柄に手をかけるのを見計らってウィリアムは言葉を続けた。

「君は騎士どまりが望みかい?」
「ん?」
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/02(土) 21:06:16.14 ID:rVhEFPKqo

 自分たちでそれを成し遂げてしまえば、確かに上がそれを横取りする隙はなくなる。
 そうなれば自分たちは若くして重役、のはずだった。
 相棒の手がようやく柄を離れた。
 心の中でかいた大量の冷汗をぬぐいつつ(なれないことはするもんじゃない)、ウィリアムは微笑んで見せた。
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/02(土) 21:07:12.63 ID:rVhEFPKqo

 本当は気は進まなかったのだ。
 他人を面倒を押し付けてまで自分の保身を図るなど。
 それではきっと、人として大事なものを失ってしまう。

以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/02(土) 21:08:54.58 ID:rVhEFPKqo

「……なんて?」
「いつか、わたしを迎えに来る人たちがいるから……その人たちについて行けって……」
「へえ……?」

以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/02(土) 21:11:33.64 ID:rVhEFPKqo

     ※


 机で書類を読んでいた壮年の彼――キリト・スライは副官の呼ぶ声にしばし気付かなかった。
以下略



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