過去ログ - 一方「どンなに泣き叫ンだって、それを聞いて駆けつけてくれるヒーローなンざいねェ」
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2: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:01:50.93 ID:gGgzkDclo

部屋が明るくなると同時に、乾いた拍手の音が鳴り響く。
その音に、襲い掛かって来た不良たちを返り討ちにした少女は振り返って少し意外そうな顔をした。

「いやー、オモシロイもの見せて貰ったわ。ヤバくなったら割り込もうって思ってたんだけど」
以下略



3: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:02:19.44 ID:gGgzkDclo

再び、少女がじっと美琴を見つめる。
美琴はその眼力にぎくりとしたが、怯むことなく少女を見詰め返した。

「人の目で街の死角を潰しているの」
以下略



4: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:02:48.38 ID:gGgzkDclo

「ここも勝手に間借りしていただけだし、この人たちが目を覚ます前に退散しましょう」

「ま、待って! アンタの言ってる『事件』って何のこと? 何の話をしてるの?」

以下略



5: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:03:15.46 ID:gGgzkDclo

しかし少女は美琴の言葉を無視して、さっさとビルを後にしてしまった。
残された美琴と一方通行は、もはや茫然とするしかない。

「ど、どうしよう……」
以下略



6: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:03:41.61 ID:gGgzkDclo

「って言うかもうちょっと強い風とか起こせないの!?」

「無理。俺の能力は確かに便利だが出力は微妙なンだよ。ここ無風で操るベクトルがねェし」

以下略



7: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:04:09.71 ID:gGgzkDclo

―――――



以下略



8: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:04:36.70 ID:gGgzkDclo

「妹達の!?」

「あァ、確か妹達の面倒を見てる研究員の一人だ。だからオマエのことをまじまじと見てたのか」

以下略



9: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:05:06.00 ID:gGgzkDclo

今度は美琴も一緒になって考え込んでしまう。
二人は暫らくそうしていたが、まったく何も思い付かずに小さく息を吐いてから同時に顔を上げた。

「駄目だ、全然思いつかない……」
以下略



10: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:06:26.07 ID:gGgzkDclo

突然大声を出した美琴に驚いて、一方通行がびくりと肩を震わせる。
しかしそれ以上に、大声を出した張本人である美琴の方がわなわなと肩を震わせていた。

「ど、どォした?」
以下略



11: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:06:54.31 ID:gGgzkDclo

「……うん、うん、分かった。ホントにありがとうね。じゃあね」

「どォだった?」

以下略



12: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:07:31.91 ID:gGgzkDclo

「大丈夫だってば、絡まれても追い払うもん」

「オマエじゃなくて、不良の心配してンだよ。意外とオマエのこと知らない馬鹿が多いからな」

以下略



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