過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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849:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:36:23.17 ID:pOQ9sNVj0
「別の……」

「魔法兵器ハ、破壊すル。それはオレたちの取り決メだ」

「殺すんですの……?」
以下略



850:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:36:57.19 ID:pOQ9sNVj0
中の老婆は、麻薬でもやっているのか、
よだれを垂らしながらしばらく呆然としていたが、
やがてのろのろと手を伸ばして、功刀に新聞を差し出した。

その時に燐を見たが、
以下略



851:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:37:36.44 ID:pOQ9sNVj0
しばらく歩き回り、
燐にはただのゴミ山にしか思えない場所から、
人を使って機械の部品を探していく。

いつの間にか、投影太陽は正午の位置にまで上がっていた。
以下略



852:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:38:16.39 ID:pOQ9sNVj0
遅れて燐の頭に、何か形容しがたい、
ドス黒い怨念のようなものが……粘りつく、その感覚が広がる。

ゾッとした。

以下略



853:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:38:53.47 ID:pOQ9sNVj0
それは、レーザー砲に似ていた。

黒い光だった。

相当遠距離から狙っていたらしく、
以下略



854:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:39:42.58 ID:pOQ9sNVj0
功刀は近くのテントを軽々と飛び越え、
転がるようにしてスラム街の出口に向けて走り続けた。

「影の中に逃げられませんの! 私が跳ね返して……」

以下略



855:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:40:15.96 ID:pOQ9sNVj0
青年は、スナイパーライフルのようなものを持っていた。

その底部は、何かチューブのようなもので、
青年が背負っている巨大なタンクに接続されている。

以下略



856:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:40:48.89 ID:pOQ9sNVj0
その影がざわついて、吹き飛んだ腕を構成する。

それに伴って、腕がコートごと再生した。

青年は、数十メートル離れたビルの屋上に、座っていた。
以下略



857:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:42:10.29 ID:pOQ9sNVj0
「いいだろこれ。作ったんだ。
組成的にはレ・ダードと同じ物質を撃ち出す。
安心しろよ。今の製作段階じゃ、二発が限度なんだ」

背中のタンクを脇に放り投げ、硲はライフルを投げ捨てた。
以下略



858:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:42:44.94 ID:pOQ9sNVj0
丁度、何かを手で裂くような動作だった。

功刀の長く伸びた影が同じような動作をして、
硲が立っていたビルの影をウェハースのようにちぎる。

以下略



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