過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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283
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:32:24.54 ID:FSFT7ye80
そういえば圭は、
バーリェ用の待合室においてきた筈だった。
ここまで追いかけてきたらしい。
以下略
284
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:33:12.41 ID:FSFT7ye80
「ああ。俺も小さい頃教わったことがある。
下を見てばかりいると、碌なことがない、
際限がない。だから上を見るんだ」
「お話が抽象的過ぎてよく分かりません」
以下略
285
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:33:53.80 ID:FSFT7ye80
彼女は後ろに、黒髪のバーリェを従えていた。
「桜……?」
思わず絆はそれを見て腰を浮かせた。
以下略
286
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:34:54.83 ID:FSFT7ye80
「あ? ああ……そうか」
いきなり自己紹介をされて、気の抜けた返事を返す。
そして彼は、気を取り直してギプスが
以下略
287
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:35:40.57 ID:FSFT7ye80
面と向かって言われるのは初めてのことだが、
絆は他のトレーナー
――かつての絃を除いて――と違って、
バーリェと共に戦場に行くことから、
自分がそう呼ばれていることは知っていた。
以下略
288
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:36:26.76 ID:FSFT7ye80
そして撫でてやりながら、絆は口を開いた。
「で、何か用か?」
椿が、それと見て分かるほど端正な顔を歪ませた。
以下略
289
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:37:06.96 ID:FSFT7ye80
「感情的だな。若いだろう。
いつからトレーナーをやってる?」
「……まだ一年よ。でも勲十五等授与者。
勲章は持ってるわ」
以下略
290
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:37:44.64 ID:FSFT7ye80
「少なくとも見ず知らずの他人に正気を疑われるほど
『常識』が欠落しているとは思わないが」
絆はそう言って息をついた。
以下略
291
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:38:38.64 ID:FSFT7ye80
「随分と断言するが、君のバーリェは
思うとおりに育っているのか?」
話をさらりと変えた絆に、
彼女は隣のバーリェを乱暴に引き寄せてから言った。
以下略
292
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:39:16.06 ID:FSFT7ye80
言い返そうとして失敗し、椿が息を呑む。
そして彼女は唇を噛んで、物凄い目で圭を睨んだ。
それに威圧され、圭が傍らの絆の影に
以下略
293
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:39:56.35 ID:FSFT7ye80
それを使って戦果を上げられるなら、
どんどん使うべきだというのが本部の意向だ。
むしろ、過剰な投薬を行わない
絆の方針こそが異様だとも言える。
以下略
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