946:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/19(水) 14:22:49.04 ID:5s7jWz1DO
クロ「OK、とっと作ってこい」
マミ「うんっ」
947:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/19(水) 15:54:13.05 ID:5s7jWz1DO
知久「実は、詢子さんのためなんだ」
まどか「ママの?」
948:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/19(水) 16:57:20.33 ID:5s7jWz1DO
知久「そういう事だから。さやかちゃんも僕の事は名前で呼んでくれないかな?できれば詢子さんも」
さやか「は、はぁ……」
949:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/19(水) 19:38:55.00 ID:5s7jWz1DO
出会ったその瞬間から振りまいていた笑顔や、今ここにいない人に対する気配り、よくある他人の親は良く見える現象とは違う。
本当に、心からいい人なのだと分かる。
さやか「なかなか羨ましいじゃないの、まどか。……まどか?」
950:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/19(水) 20:10:17.79 ID:5s7jWz1DO
さやか「……そっか」
それでも、納得しようとしている自分がいた。
951:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/19(水) 21:20:24.49 ID:5s7jWz1DO
────鹿目家・前
外に出てから、軽く振り返って家を眺めた。
この家に住むまで、彼女と出会ってから長くて、この家に住んでから、家族と過ごした日々も長かった。
952:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/19(水) 21:36:23.26 ID:5s7jWz1DO
まず、知久は、その男の体躯に圧倒された。
成人男性で、平均より少し上ほどの身長である自分が、見上げるほどの大男で、それでいて、ふくよかに出っ張った腹。
まるで、アニメに出てくる熊のようだ。
953:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/19(水) 21:51:54.68 ID:5s7jWz1DO
知久「ここでは顔馴染みでないというなら、どこかでは顔馴染みになっているという事ですか?お巡りさんと」
猫男「えぇ、まぁ。しかし、そんなに睨まないでほしい。足が震えてしまいそうだ」
954:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/19(水) 22:13:10.09 ID:5s7jWz1DO
快活に話す男、ならば、少し踏み込んでも大丈夫だろうと知久は判断する。
知久「あなたは、ここで何をしているのですか?」
955:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/19(水) 22:30:04.56 ID:5s7jWz1DO
知久「僕の、役割?」
理解が、不明で不能で不可能だった。
もう、ここにはいない男の言葉、しかし、確かに浮浪者の戯れ言で片付けきれない何かがあった。
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