過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
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2013/07/06(土) 19:41:26.29 ID:6QX93pwdo
恵美「……愚問だと思うけど、漆原は何か手伝いとかしたの?」
そういえば奴の姿とパソコンがないな、と思いながら聞くと、全員が無表情で押し入れに視線を向ける。
耳をすましてみれば、押入れからは人の気配とパソコンのキーボードを叩く音がした。
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2013/07/06(土) 19:41:56.02 ID:6QX93pwdo
千穂「偶然にしても、集まりましたね」
梨香は親子で楽しんでこいとでも言いたかったのかもしれないが、せっかく枚数があるのだ。
漆原除く全員で遊びに行ってみてもいいのだが……
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2013/07/06(土) 19:42:22.43 ID:6QX93pwdo
そのことと、もう一つ気になることのせいで頼りない返答になる。
恵美「私は、勿論いいんだけど……」
漆原「佐々木千穂はそれでいうわああっ!」
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2013/07/06(土) 19:42:54.20 ID:6QX93pwdo
自宅に戻り、ソファに倒れこむ。
アラス・ラムスの今後、貞夫の態度、そして思いがけず決まった……
子供連れではあるが、初めての彼とのデートのことで、頭がパンクしそうだった。
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2013/07/06(土) 19:43:24.90 ID:6QX93pwdo
翌日の仕事後、私は幡ヶ谷を訪れていた。
電話でも良かったが、一度貞夫と顔を合わせて聞いてみたいことがあったのだ。
マグロナルドの近くで待機し、客の列が途切れたタイミングを狙って店に入る。
千穂ちゃんはいないことを確認し、レジに立つ貞夫に向かって歩いた。
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2013/07/06(土) 19:43:51.63 ID:6QX93pwdo
真奥「まあ、お前の気にすることじゃねぇよ」
彼としては、私に負担を与えないよう言ったのだろうその一言は、しかし私には捨て置けない言葉だった。
恵美「……気にするわよ。だって」
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2013/07/06(土) 19:44:19.04 ID:6QX93pwdo
恵美「あ、ど、どうも……」
すっかり忘れていたが、ここは店内だ。
見れば後ろのほうで店員達がざわざわと話し合っている。
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2013/07/06(土) 19:44:48.42 ID:6QX93pwdo
仕事を終え、今は昼の十三時近く。
後楽園駅の改札前で貞夫達を待っている。
今日の私は余所行きの格好に髪も纏め、ネックレスを付けている。
一度会社から帰って着替える時間はないのでこの格好で会社に行ったが、梨香に随分からかわれたものだ。
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2013/07/06(土) 19:45:15.41 ID:6QX93pwdo
東京ビッグエッグの外周を囲むような形の東京ビッグエッグタウン。
まずはその中のショッピングビル・ラグーンに向かった。
強い日差しへの対策として、アラス・ラムスに帽子を買ってあげるためだ。
真奥「……なあ、買うのはいいけど、帽子なんかユニシロでいいんじゃねぇのか?」
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2013/07/06(土) 19:45:49.41 ID:6QX93pwdo
こちらを振り向いて、子供に諭すように続けた。
真奥「お前の仲間や鈴乃がほいほいこっちに来てるのがどういうことか考えたことないか?」
真奥「一年は、ちっと長すぎたな。エンテ・イスラに攻め込んだ魔王軍の残党なんざ、とっくに根絶やしにされてる」
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2013/07/06(土) 19:46:21.01 ID:6QX93pwdo
昼食を食べたり、メリーゴーラウンドに乗ったりした――なお、娘と共に喜んでそれに乗る魔王がいた――末に、
私達は土日祝日に行われるヒーローショー会場の席に座っていた。
魔王城にテレビなどないためアラス・ラムスが戦隊ヒーローを好きかどうかも分からないが、
その手にした色とりどりの風船のように、カラフルなものを好む傾向かあるそうだ。
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