過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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182
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乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2013/09/03(火) 08:02:50.75 ID:dpPWLj7X0
(あれって多分、車両に分類されるのよね。操縦席とかエンジンとかどうなってるのかしら)
戦車の構造について詳細に知っていたらもっと様々な対応策を考えついたかもしれないが
あいにく自分も黒子もミリオタではない。
とはいえ、台座やレーダーなどを動かすために発電機を積んでいるのは間違いない。
以下略
183
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2013/09/03(火) 08:18:31.42 ID:dpPWLj7X0
「そのお顔からすると、それなりにリスクがおありなのですか?」
「そこはまぁ、私の頑張り次第――――い、いや、きっと大丈夫だって!」
「きっとでは困りますの! お姉様の身にもしものことがあったら、黒子は……黒子は……」
以下略
184
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2013/09/03(火) 08:21:34.45 ID:dpPWLj7X0
黒子に護身術の心得があるのは承知しているが、後輩をたった一人で出向かせるわけにはいかなかった。
最悪そうするなら一緒についていきたいが、口惜しいことに自分がついていくメリットはほとんどない。
火気厳禁であろうコクピット内で電撃を放つとどうなるのか、それを試してみる勇気はなかった。
外装の耐電が完璧であっても、中までそうとは限らないのだ。
以下略
185
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2013/09/03(火) 08:30:43.33 ID:dpPWLj7X0
――施設内中層
神裂について進んでいくうちに通路が途切れ、開けた場所に出た。
以下略
186
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2013/09/03(火) 08:59:55.12 ID:dpPWLj7X0
柱を隔てたところに三つの巨大な機体が整列し、ガスを噴射するような音が収まった。
実物を見るのは初めてだったが、それが何なのかは上条にもわかった。
学園都市管轄の二足歩行型災害支援機体。
土砂や瓦礫の撤去などに使われているという、通称駆動鎧(パワードスーツ)。
以下略
187
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2013/09/03(火) 09:07:11.62 ID:dpPWLj7X0
一瞬、息を呑む気配が伝わってきた。
だがすぐにそれは笑い声に取って代わられた。
『面白ぇ。だったらやってみせてもらおう――って』
以下略
188
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2013/09/03(火) 09:23:26.95 ID:dpPWLj7X0
「冷静に、ここに何をしに来たのか思い出してください」
神裂が駆動鎧を見上げたまま、淡々とした物言いで背後の上条に語りかける。
「あなたは、彼らに復讐するために危険を冒してここまで出向いたのですか?」
以下略
189
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2013/09/03(火) 09:34:04.08 ID:dpPWLj7X0
刀を手に立ち塞がる神裂の背中を、彼女が向かい合う駆動鎧たちごと一瞥し、上条が振り切るように踵を返した。
『はは、おいおい! あんな啖呵切っておいて、女を置いて手前だけ逃げるってのかよ! あの時とまんま同じ状況だなぁ!』
後ろからの嘲笑にほんの一瞬、堪えるように息を飲み下し、上条が通路の奥へ駆け出した。
以下略
190
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2013/09/03(火) 09:38:07.99 ID:dpPWLj7X0
『油断するな、先ほどの身のこなしを見たろう。身体強化系の能力者かもしれん』
『はっ、そんなん足を撃ち抜いちまえばそれで――』
「お互い、巡り合わせが悪かったようですね」
以下略
191
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2013/09/03(火) 09:46:40.87 ID:dpPWLj7X0
「って、な、何だ!?」
突如目まぐるしく動き始めた外部モニターの映像に猟犬たちが泡を食った。
駆動鎧に搭載されているカメラの追尾機能によるものだと遅れて気づいた。
以下略
192
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2013/09/03(火) 09:54:24.67 ID:dpPWLj7X0
その攻防の最中、黄の駆動鎧の脚部に絡んでいた極細の鋼糸が火花を散らし、膝の裏の関節部位に深々と切れ目を入れた。
ややあって、攻撃を受けた操縦手が、レバーを無茶苦茶に操作しながら機体の向きを変えようと懸命に足掻き始めた。
知らぬ間に回路の束が装甲ごと切断され、床に接地していたタイヤが回転を止めていた。
片足が動かないままでは、二足歩行型の機体を操ることなど不可能に近かった。
以下略
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