10:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:22:01.85 ID:qgOebLqx0
P「あれは……」
同じく果てのない天井から、水滴が断続的に落ちてきている。
自分の立ち位置からおよそ3メートルほど先だろうか。
波紋が起こり、そこにぼやけた輪郭が浮かび上がった。
11:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:22:38.46 ID:qgOebLqx0
P(いや、無表情と言うよりは……)
あまりに冷たすぎる瞳。
まるで人形のように虚ろで、おぞましさすら感じてしまう。
不気味に思って一歩距離を置こうとするも、足は動かない。
12:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:24:33.79 ID:qgOebLqx0
【朝、事務所】
P(ここは……事務所か)
さっきの空間から抜け出した先は、見慣れた事務所だった。
13:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:25:20.14 ID:qgOebLqx0
千早「プロデューサー」
P「何だ?」
短い呼び掛けに対し、こちらも簡潔に返事をする。
14:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:26:15.71 ID:qgOebLqx0
P「本音なんだけど……千早こそ、どうして似合わないなんて思うんだ?」
千早「それは……私は他の皆のように、愛想もスタイルもよくありませんから……」
胸の辺りを気にしつつ、千早は細い声でそう言う。
15:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:27:07.66 ID:qgOebLqx0
春香「もちろん!プロデューサーさんも心配しないでいいですよ?私に任せてください!」
満面の笑みで、そう言ってくれる。
春香の笑顔には助けられてばかりだ。
16:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:27:35.73 ID:qgOebLqx0
P(でも、楽しいからいいか)
千早は面と向かって褒めさせてくれる事が少ない。
他人にも厳しいが、自分にはもっと厳しいのだ。
それは自分の容姿についても例外ではなく、いい写真が取れても全く誇ろうとしない。
17:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:28:03.48 ID:qgOebLqx0
P「そうか……よし!それじゃあ二人とも、今度の雑誌に期待してるぞ!」
激励の言葉と共に、二人を送り出す。
そこで春香が。
18:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:28:47.72 ID:qgOebLqx0
P「ふぅ……俺も頑張るとするか!」
一度深呼吸をし、気合いを入れる。
P(うん?)
19:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:29:31.04 ID:qgOebLqx0
【暗い空間】
P「またか……」
目を開けると、さっきの空間に立っていた。
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