14:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:26:15.71 ID:qgOebLqx0
 P「本音なんだけど……千早こそ、どうして似合わないなんて思うんだ?」 
  
 千早「それは……私は他の皆のように、愛想もスタイルもよくありませんから……」 
  
 胸の辺りを気にしつつ、千早は細い声でそう言う。 
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2013/09/11(水) 00:27:07.66 ID:qgOebLqx0
 春香「もちろん!プロデューサーさんも心配しないでいいですよ?私に任せてください!」 
  
 満面の笑みで、そう言ってくれる。 
 春香の笑顔には助けられてばかりだ。 
  
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2013/09/11(水) 00:27:35.73 ID:qgOebLqx0
 P(でも、楽しいからいいか) 
  
 千早は面と向かって褒めさせてくれる事が少ない。 
 他人にも厳しいが、自分にはもっと厳しいのだ。 
 それは自分の容姿についても例外ではなく、いい写真が取れても全く誇ろうとしない。 
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2013/09/11(水) 00:28:03.48 ID:qgOebLqx0
 P「そうか……よし!それじゃあ二人とも、今度の雑誌に期待してるぞ!」 
  
 激励の言葉と共に、二人を送り出す。 
 そこで春香が。 
  
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2013/09/11(水) 00:28:47.72 ID:qgOebLqx0
 P「ふぅ……俺も頑張るとするか!」 
  
 一度深呼吸をし、気合いを入れる。 
  
 P(うん?) 
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2013/09/11(水) 00:29:31.04 ID:qgOebLqx0
 【暗い空間】 
  
 P「またか……」 
  
 目を開けると、さっきの空間に立っていた。 
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2013/09/11(水) 00:30:00.84 ID:qgOebLqx0
 P「他には……」 
  
 そういえば、さっきの水面が気になる。 
  
 P「凪……って言うのかな、これは」 
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2013/09/11(水) 00:30:56.85 ID:qgOebLqx0
 P「雪歩、か……?」 
  
 ふわりとした白いワンピースに、身体の正面を隠すような立ち方。 
 ショートカットの髪が揺れて、どこか儚い印象を受ける少女。 
 それは、自分のイメージする彼女を的確に表しているものだった。 
22:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:31:54.29 ID:qgOebLqx0
 【昼、事務所】 
  
 P(ここは……) 
  
 視界に映るのは、ソファに間仕切り、テーブル、デスクといった、見慣れた物だ。 
23:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:32:20.63 ID:qgOebLqx0
 P(ちょっと背中を押してやれば、そこからは早いんだよな) 
  
 触れれば壊れてしまいそうな印象を与える雪歩だが、実のところ、その芯は強い。 
 一度こうと決めてしまえば、その行動力は事務所内で一番かもしれない。 
 そんな事を考えていると、雪歩のか細い声が聞こえた。 
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