37:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:43:42.09 ID:qgOebLqx0
P「ん?……時間か」
いつの間にか、3メートル先に波紋ができていた。
考察はまた次にしよう。
38:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:44:09.06 ID:qgOebLqx0
P「あぁ……やっと解放される……」
空間に線が滲み、大小様々な四角形を形成してゆく。
骨格ができると色が付き、より詳細に描き込まれてゆく。
39:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:45:17.33 ID:qgOebLqx0
【夜、車内】
浮上した直後の曇った意識を働かせ、現状の把握に努める。
視界がはっきりしてくると、ハンドルを握る自分の手が見えた。
40:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:46:11.28 ID:qgOebLqx0
P「気にしなくてもいいですよ。実は俺も楽しんでますから」
あずさ「楽しい……ですか?」
P「ええ。こう言っては何ですが……あずささんみたいな綺麗な人と夜のドライブなんて、凄い役得ですよ」
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2013/09/11(水) 00:46:41.81 ID:qgOebLqx0
あずさ「そう、ですね……皆も忙しくなっちゃって、前みたいにはいきませんものね……」
と、寂しそうに返事をする。
伊織や亜美と一緒に活動しているから寂しくはない、という訳にもいかないようだ。
恐らく伊織と亜美も、あずささんと同じような寂しさを感じているだろう。
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2013/09/11(水) 00:47:37.36 ID:qgOebLqx0
小鳥「あら、おかえりなさい。あずささん、プロデューサーさん」
音無さんが迎えてくれた。
あずさ「ただいまです、小鳥さん」
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2013/09/11(水) 00:48:07.68 ID:qgOebLqx0
小鳥「プロデューサーさん」
P「はい?」
不意に声を掛けられ、後ろを振り向く。
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2013/09/11(水) 00:48:40.36 ID:qgOebLqx0
P「それじゃあ、仕事を片付けるとしますね」
小鳥「ええ。お手伝いしましょうか?」
P「大丈夫ですよ」
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2013/09/11(水) 00:49:07.94 ID:qgOebLqx0
【無意識空間】
P「さてと……また続きを考えるか」
前回は、ここを『無意識』とする仮説を立てた。
46:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:50:10.89 ID:qgOebLqx0
P「なんか居心地いいんだよな、ここ」
自分の無意識だから当たり前なのかもしれないが、妙に落ち着く場所だ。
最初こそ、不可解な現象に恐れを抱きもしたけれど。
今では、ここに来る事への抵抗感は薄れつつあった。
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2013/09/11(水) 00:50:46.69 ID:qgOebLqx0
P「……それにしても、やっぱり真美の方が大人っぽいイメージなのかなぁ……俺って」
『ロダンの考える人』は真美だ。
やや俯くような姿勢が、それらしさを演出している。
右肩が手前に来るように立っているのは、サイドテールが表情を隠さないようにする為だろうか。
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