6:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:17:56.74 ID:qgOebLqx0
P「皆を活躍させてやれるって考えたら、自然と……なんて、ちょっとはしゃぎ過ぎでしたね」
小鳥「そんな事ありませんよ。頑張ってるプロデューサーさんを見てると、私も『やるぞ―!』って気分になりますし」
笑顔のまま『おー!』と握りこぶしを突き上げる音無さん。
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2013/09/11(水) 00:19:12.57 ID:qgOebLqx0
【翌日の朝、事務所】
P「眠れなかった……」
早めに帰して貰ったというのに、全く眠れなかった。
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2013/09/11(水) 00:20:00.78 ID:qgOebLqx0
P「千早と春香のグラビア撮影があるけど……」
事務所に集合するのは8時だ。
撮影に至っては9時から始まる。
だというのに、どうして俺はこんな時間に出社してしまったのだろう。
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2013/09/11(水) 00:21:14.76 ID:qgOebLqx0
【暗い空間】
P「ん……?」
瞼を開くと、そこは見慣れない場所だった。
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2013/09/11(水) 00:22:01.85 ID:qgOebLqx0
P「あれは……」
同じく果てのない天井から、水滴が断続的に落ちてきている。
自分の立ち位置からおよそ3メートルほど先だろうか。
波紋が起こり、そこにぼやけた輪郭が浮かび上がった。
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2013/09/11(水) 00:22:38.46 ID:qgOebLqx0
P(いや、無表情と言うよりは……)
あまりに冷たすぎる瞳。
まるで人形のように虚ろで、おぞましさすら感じてしまう。
不気味に思って一歩距離を置こうとするも、足は動かない。
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2013/09/11(水) 00:24:33.79 ID:qgOebLqx0
【朝、事務所】
P(ここは……事務所か)
さっきの空間から抜け出した先は、見慣れた事務所だった。
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2013/09/11(水) 00:25:20.14 ID:qgOebLqx0
千早「プロデューサー」
P「何だ?」
短い呼び掛けに対し、こちらも簡潔に返事をする。
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2013/09/11(水) 00:26:15.71 ID:qgOebLqx0
P「本音なんだけど……千早こそ、どうして似合わないなんて思うんだ?」
千早「それは……私は他の皆のように、愛想もスタイルもよくありませんから……」
胸の辺りを気にしつつ、千早は細い声でそう言う。
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2013/09/11(水) 00:27:07.66 ID:qgOebLqx0
春香「もちろん!プロデューサーさんも心配しないでいいですよ?私に任せてください!」
満面の笑みで、そう言ってくれる。
春香の笑顔には助けられてばかりだ。
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2013/09/11(水) 00:27:35.73 ID:qgOebLqx0
P(でも、楽しいからいいか)
千早は面と向かって褒めさせてくれる事が少ない。
他人にも厳しいが、自分にはもっと厳しいのだ。
それは自分の容姿についても例外ではなく、いい写真が取れても全く誇ろうとしない。
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