過去ログ - チカン電車 百合ver
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/10(日) 23:09:40.40 ID:gVo5Vc180
オリジナル エロ 百合
寝れないから一つ書きます。
単純にエロが書きたいだけのものです。
書きためなしです。


いつもより早く起きて、電車に乗った。
それが間違いだった。自分が花も恥じらう女子高生だったことを忘れていた。

社内はおっさんの加齢臭やら汗臭さやらが充満して、最悪の極み。
社会の歯車の一つとして頑張っている?
そんなの知ったことではない。

こっちは女子高生だ。

将来の保険料やら年金やらのために生かされてるようなもんだろ。
むしろ、敬って欲しい。

ああ、話がずれた。
とにかく朝の電車内は、人に押されてもみくちゃにされて最悪だった。

私はとにかく早く椅子に座りたくて、座席のすぐ近くに陣を構えた。
鼻息の荒い、お腹だけが妙にでっぷりとした子豚の隣に仕方なく立つ。

と、ちょうど電車が止まった。

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/10(日) 23:20:09.24 ID:gVo5Vc180
駅のホームで待っていた、余裕のないサラリーマンに道をあけてやる。
そいつは子豚の腹に一度当たって、跳ね返りながらもバックを盾にまた奥へと邁進していった。

続いて雪崩のように人・人・人。通勤ラッシュ。

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/10(日) 23:26:16.71 ID:gVo5Vc180
佐藤は扉の前に立っていた。そして、キョロキョロと辺りを見回す。

「何してんの?」

「えっと、どこ持とうかと思って」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/10(日) 23:33:42.91 ID:gVo5Vc180
私はちょっとばかりこそばゆくなりながら、携帯を取り出して意味もなくメールを見た。
受信なし、と。

電車が発車する。学校まで20分。それまでこの体勢か。
きついな。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/10(日) 23:43:40.75 ID:gVo5Vc180
まあクラスメートのよしみで人道支援してやりたいけど、残念ながら私の入る隙間がもうない。
悲しいかな。

次の駅に着けば、またアリのような大群が押し寄せてくるのだろう。
細くて良かった。少しでも空間を食わずに済むし。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/10(日) 23:48:12.22 ID:p4Yu0rw/0
全力支援


7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/10(日) 23:54:17.87 ID:gVo5Vc180
たんたん、と続いて足音。
座席にいる若いイケメンリーマンが音楽を聞きながら、足でリズムを刻んでいる。
イケメンだからって何でも許されると思ったら大間違いだ。OLはどうやらそれで苛立っていたようだ。

私は自分には甘いが他人の迷惑行為には厳しい。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 00:07:36.61 ID:3fMmVyzW0
少しでも揺れれば、おっさんのたぶんカサカサの唇が、佐藤の首筋にくっつく勢いだった。

案の定、電車が揺れて―――私は思わずゲロりそうになった――男の唇が佐藤の首筋に当たったのを見た。
たぶん、こうやって注意していたから発見できた。佐藤の周りのやつは各々好き勝手にして、気づいちゃいない。

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 00:16:19.66 ID:3fMmVyzW0
「ふーふー」

「はあ!?」

なんてことだ。あの後ろのおっさんはあろうことかイチモツをがっつり生で、制服に擦りつけているらしい。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 00:24:26.86 ID:3fMmVyzW0
それに次の駅でさらに人が入ってきたら、佐藤を完全に見失ってしまう。

私は子豚のおっさんにお願いする。

(お願い、次の駅で助けたいから、停車の衝撃で転がったように見せかけてくんない?)
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 00:34:08.34 ID:3fMmVyzW0
私は佐藤の顔は見ずに、袖を引っ張ったまま、とにかく構内のトイレに猛ダッシュした。

鏡には化粧直しやら、歯磨きをしている女性が並んでいて、しょうがなく個室へと二人で入る。
互いに息を切らせて、壁にもたれ掛かった。

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 00:42:29.73 ID:3fMmVyzW0
と、佐藤が私のスカートを掴んでいた。

「まっ……」

声は出ていなかったが、待ってと言いたいのだろう。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 00:47:31.45 ID:3fMmVyzW0
私はなんとかエレベーターを利用して、地上まで出てきたが、人目に付きすぎるわ腕が痺れてきたわで早すぎる限界を感じていた。

「あー、どうしよ……っ」

ビル群を見渡す。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 00:55:22.05 ID:3fMmVyzW0
「お客様の部屋番号は210号室になります。ごゆっくりお過ごしください」

私たちを訝しげに見つめながら、ただし笑顔は崩さずホテルマンはそう言ってカードキーを手渡してくれた。


以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 01:04:48.10 ID:3fMmVyzW0
目を瞑ろうとして、ふと佐藤のスカートについていた白いシミが視界に映った。
せめて、この気色悪いスカートだけでも脱がせてやろう。

私はのっそりと体を起こす。

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 01:12:36.83 ID:3fMmVyzW0
しかし、チカンなんて初めて見た。
そして、されている奴も初めて見た。

言っちゃ悪いが、男が痴漢をするのは生理現象だと思っている。
だから、しっかりされる側が叱ってやればいい。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 01:21:46.54 ID:3fMmVyzW0
私は息を大きく吸って、吐いた。
よし、ちょっと回復した。

「さて、あんたも痴漢くらいでうじうじしない。痴漢されるくらいいい女だったってことにむしろ誇っていいから。私なんて生まれてこの方そんな目にあったことないし」

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 01:32:25.38 ID:3fMmVyzW0
順々に私の質問やらに律儀に返答して、佐藤は最後にこう付け加えた。

「次会うときは泣かないから……苦手にならないで……っ」

「いや、泣いたっていいっつーか……」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 01:39:04.94 ID:3fMmVyzW0
「……あの、私シャワー浴びてきていいかな」

また、袖を掴まれて止められる前に、私は確認する。
佐藤はゆっくりとこちらを見る。
見捨てられた子犬ような目だった。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 01:58:27.70 ID:3fMmVyzW0
どうしてこんな状況になってしまったのか分からないが、やっぱり電車を一本早めたのが原因だったのだと思う。
もしかしたら、私が一本早めなければこんなことにもならなかったのでは。
例えば、私の位置にいつも佐藤がいたと考えればどうだろう。

「佐藤……ごめん」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/11(月) 01:59:39.77 ID:3fMmVyzW0
ごめん、もう眠い。続きはまた今度です。


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