過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
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72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:05:29.55 ID:HqZl913Bo
「……いえ」

少女も話題の転換に乗っかるものの

「どうやらテレポーテーションして行かないと、遅れてしまいそうなので」
以下略



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:06:11.36 ID:HqZl913Bo
「いや…… 憶えてるけど……」

「奥ゆかしい上条さんとしては、本気にしちゃって良いのかという葛藤が有りまして……」

困った様に空笑いを浮かべながら、少年はそんな事を口にした
以下略



74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:07:21.20 ID:HqZl913Bo
それから10秒程少年も少女も、その心地良い空気に浸っていたのだが、少年がある事に気付き声を上げる

「って、休憩時間大丈夫なのか?」

「……あ、そういえば」
以下略



75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:08:04.09 ID:HqZl913Bo
無事風紀委員詰め所まで辿り着き、そして無事職務を終え
学生寮自室まで戻って来た少女を待ち受けていた物は

巨大なミノムシ……では無く、布団に包まり体を丸めた少女、御坂美琴であった

以下略



76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:09:31.45 ID:HqZl913Bo
とはいえ、少女が、グロッキー状態の"お姉様"を何時までも指を咥えて見ている筈も無く

「えっと、何処か、具合が悪いんですの? お姉様」

と、気を取り直し声を掛ける
以下略



77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:10:52.28 ID:HqZl913Bo
そんな普段とはかけ離れた御坂美琴の姿を見詰め

「ふぅ……」

と、少女も小さく息を吐く
以下略



78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:12:06.49 ID:HqZl913Bo
「ごめんね、クリスマスなのに、こんなで……」

「……誰にでもそんな時が在りますわ。私は勿論、お姉様にだって、必ず」

「完璧な人間なんて、いるはずがありませんもの」
以下略



79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:12:44.15 ID:HqZl913Bo
「……お姉様は今日、躓き、転ばれてしまったのかもしれませんが」

「それでも、良いじゃありませんの」

「何も出来ずにその場に立ち止まっていた者が
以下略



80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:14:00.48 ID:HqZl913Bo
「なら、安心してくださいまし。そんな方が、誰かの失敗を嘲笑うはずが無いですもの
それとも、お姉様はその方を信じられないとでも?」

「……そっか」

以下略



81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:14:35.27 ID:HqZl913Bo
その言葉を最後に、御坂美琴は瞼を閉じて、そして数分もしないうちに寝息をたて始める

「良い夢を」

その寝顔を少しの間見守っていた少女は、その言葉と共に、枕元から立ち上がり自身の机に向かう
以下略



82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:15:10.91 ID:HqZl913Bo
その出来栄えに、少女は思わず

「流石…… ですの」

と、感嘆の声が漏らす
以下略



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