11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:28:10.99 ID:KjY5e/6Q0
「……おはよう、天海」
「おはようございます……なにしてるんです?」
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2014/04/23(水) 18:29:18.50 ID:KjY5e/6Q0
「それよりもあなた様、早くいただきましょう」
「そうだな、チョコが固くなったらフォンデュが台無しだ」
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2014/04/23(水) 18:30:51.35 ID:KjY5e/6Q0
002
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2014/04/23(水) 18:32:39.11 ID:KjY5e/6Q0
「……なんでプロデューサーさんが貴音さんに、あーんなんて恋人イベントを発生させているんですか?
どこかでフラグ立ってたんですか?」
「ああいや、これには訳があってな」
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2014/04/23(水) 18:35:25.48 ID:KjY5e/6Q0
「かばみ蜉蝣、そう呼ばれる怪異だ。
漢字で書くと過食蜉蝣、と書くらしい。
地域によっては尸と書いてかばね蜉蝣なんて呼んだりするそうだ」
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2014/04/23(水) 18:37:14.41 ID:KjY5e/6Q0
四条はそのミステリアスで高貴、といったイメージとは裏腹に、かなりの大食嬢だ。
僕も入社したての頃、交流を深める為に四条と一緒に好物であるというラーメンを食べに行ったのだが――。
結果は、ただでさえ薄い僕の財布が限界まで薄くなった。
まさかラーメンを食べる過程において諭吉さんレベルで紙幣が飛んで行くとは考 えもしていなかったのである。
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2014/04/23(水) 18:39:25.52 ID:KjY5e/6Q0
「チャレンジャーだね春香……」
「え!? そんな大事なの!?」
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2014/04/23(水) 18:41:27.36 ID:KjY5e/6Q0
「あ、あ、あわ――」
「春香……はやく、はやくくださいまし……」
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2014/04/23(水) 18:44:03.67 ID:KjY5e/6Q0
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2014/04/23(水) 18:45:11.67 ID:KjY5e/6Q0
僕が甘かった。ケーキだけに。
巷で大流行するようなケーキ屋が、二十四時間営業の牛丼屋のように男が入りやすい外装をしている訳がないのだ。
要約すると、僕の目の前には女の子女の子した外装の、ファンシーでキュートな店が立ちはだかっていたのである。
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2014/04/23(水) 18:46:52.27 ID:KjY5e/6Q0
「この度はまこと、ありがとうございまふ、あなたひゃま」
テーブルに回転寿司かと突っ込みを入れたくなる程の量の皿を積み上げ、ケーキを頬張りながら四条は器用にも礼を言った。
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