過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:11:06.26 ID:j48OEh5L0
「サカキ……お前、また部下のポケモンか」

「ジムリーダーと同じさ。君のバッジの個数に合わせて戦力を整えた。だが今回は特別に、部下のポケモンを突破した後、私の本気の一匹が控えている。言い訳はしないさ。私の今の手持ちを倒すことができれば、ヤマブキシティからロケット団は撤退しよう」

「その言葉、忘れるな! ギャラドス、かみつく!」
以下略



198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:11:50.83 ID:j48OEh5L0
戦いつづけるレッドとサカキ。そして見守るナツメ。そんな三人は、5階に上がってきたもう一人の男に気が付かなかった。

「くそ! あの二人め。どこに行った!」

現れたのは一般的なロケット団員制服を着る男。レッドとナツメに対し、ゴルバット2体を伴って立ちはだかった男だった。
以下略



199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:12:31.27 ID:j48OEh5L0
サカキは社長机に体重を軽くあずけ、ロケット団員を顎でしゃくった。

ロケット団員はにやつきながら、

「起きろ坊主。ポケモンを借りるぞ」
以下略



200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:13:16.88 ID:j48OEh5L0
「ぐ……!!」

レッドのポケモン達のくぐもった声が響き、また一匹、また一匹と倒れていく。レッドは苦悶の表情。

「おっと動くなよ坊主。ゴルバットが力の加減を間違えちゃうといけねえ」
以下略



201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:14:30.16 ID:j48OEh5L0
しかし、レッドの起き上がりは早かった。動けないバタフリーを襲おうとしていたゴルバットの攻撃を、またしても庇う。

今度は、踏みとどまる。

「ぐっ……!!」
以下略



202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:15:25.75 ID:j48OEh5L0
ナツメが見た予知が、目の前で完成しようとしている。

(だけど……、その先はせめて……、レッドとレッドのポケモン達を……救うことだけでも……)

ナツメの首には相変わらずサカキのニドキングの爪。モンスターボールを投げた瞬間、その爪はナツメを襲うだろう。
以下略



203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:16:00.12 ID:j48OEh5L0
ラッタを守るようにして抱きしめていたレッドへ、ナツメが懸命に語りかける。

「ナツメ……さん」

「!! 良かった……!! ……フーディンと私の力を合わせてテレポートを使うわ。すぐにビルの外へ行くわよ」
以下略



204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:16:56.74 ID:j48OEh5L0
「くそ、サカキ様! どうか援護を! 俺だけのポケモンでは……うわ!?」

バリヤードがバリアーを解除し、攻撃態勢に写る。

「いい加減に、しなさい! フーディン、バリヤード! サイコキネシス!」
以下略



205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:17:29.02 ID:j48OEh5L0
「レッド君、どうしてそこまで君はポケモンバトルにこだわる。君自身骨が折れているかもしれない体で、どうして中断されたバトルにこだわる?」

レッドとレッドのポケモン達の眼光は、全てを圧倒していた。

「俺がポケモントレーナーだからだ。信頼できる仲間たちと共に、正々堂々と戦った先にこそ、本当の勝利を得る事ができるからだ。俺の魂に刻まれた想いだけは、例えどんな状況であろうと、例え相手が悪の根源であろうと、変わりはしない」
以下略



206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:18:14.80 ID:j48OEh5L0
「レッドのポケモンが戦闘不能と判断したら、私のバリヤードがバリアーを張って、フーディンで回収するわ。両者異論はないわね」

「いいだろう」

「ありがとうナツメさん。バトル再開だ。行け! バタフリー!」
以下略



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