過去ログ - 女「今日は楽しかったね」男「え!?誰!?何!?」
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1:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/29(金) 01:16:52.19 ID:UOc2H3oG0

…………。

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2:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/29(金) 01:22:42.17 ID:FLy4Cen9O

「ああ〜疲れた。ったく店長もこんな時間まで働かせんなっての」


満月の夜、二人の若者が歩いている一人がそう愚痴を吐き出すと、もう一人が笑いながら諭す。
以下略



3:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/29(金) 01:26:42.97 ID:FLy4Cen9O

『えっと……あと二十分か。
 結構時間有るな』


以下略



4:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/29(金) 01:33:37.65 ID:FLy4Cen9O

あっという間の出来事に男の思考はついて行けて無かった。

幽霊と思いながらも不思議と恐怖を感じない。
彼女の存在だけがやけに鮮明で、まるで曇り空に浮かぶ満月のようだった。
以下略



5:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/29(金) 01:37:43.88 ID:UOc2H3oG0

幸い男の住む家はバス停二つ程でそこまで遠くは無かった。
家の道を歩く間、さっきの出来事を思い出した。

バスの中で眠ったせいか、夢と現実の境界線が曖昧になっていた。
以下略



6:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/29(金) 01:43:39.14 ID:UOc2H3oG0


「え!? 姉貴まだ飯食って無いの? 
 自分で作って食えば良いじゃん」

以下略



7:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/29(金) 01:47:33.73 ID:UOc2H3oG0

「まだそんなに暑くないのに、
 ノンスリーブのワンピース着ててさ。
 ははっ変だよな、やっぱ夢だったんかな?」

以下略



8:vipにかわりましてNIEERがお送りします[sage]
2014/08/29(金) 01:49:50.77 ID:+JGvGrVs0



9:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/29(金) 02:10:06.10 ID:UOc2H3oG0

次の日、午前の講義を終えバイト先に向った。

バイト先はレコードショップに加え楽器店と貸スタジオを営んでいた。

以下略



10:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/29(金) 02:17:55.68 ID:UOc2H3oG0

「そうそう。明日さ、また同じ位の量
 入庫すっからよろしくな」


以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/29(金) 02:40:23.94 ID:JZ7YIlCRO
ところどころ男が唯人になってんぞ


12:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/29(金) 02:40:36.86 ID:UOc2H3oG0

「いや、今さ連絡があって、
 ローディーを1人貸してもらいたい
 って言うんだよ、それでさ……」

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/29(金) 07:57:02.14 ID:kNcrAlepo
期待


14:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/30(土) 03:27:52.68 ID:oASW+o+k0
>>8>>13 どもです、遅くてゴメンなさい
>>11 あぁ…書き溜め時名前付けてたの直し忘れました(つД`)
以後気をつけます。


15:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/30(土) 03:34:11.48 ID:oASW+o+k0

イベント当日、男はステージの設営に奔走していた。


「あっ、それはこっちの方が……」
以下略



16:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/30(土) 03:49:00.05 ID:oASW+o+k0

自分の知らない自分自身を人から伝え聞く、それを幾度となく繰り返し、記憶の無い時期はほぼ補完されていた。

ただ一部を除いて。

以下略



17:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/30(土) 03:59:46.38 ID:oASW+o+k0

目の前を歩く人々も景色も透明になった。

向かいの木の下に立つ彼女だけが鮮やかに色を帯び、男の視覚を支配した。

以下略



18:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/30(土) 04:05:02.74 ID:oASW+o+k0

意を決し、男が彼女に問い掛けようと口を開く

「あのさ、君って……」

以下略



19:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/30(土) 04:09:45.52 ID:oASW+o+k0

「あっごめん。つい……」


指摘された自分が恥ずかしくなり顔を赤らめた。
以下略



20:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/30(土) 21:53:14.36 ID:X1u7HrrrO

無事イベントを終え男は打ち上げに参加していた。

ほとんど知らない顔ぶれの中、居場所を持て余していた。

以下略



21:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/30(土) 21:58:46.47 ID:X1u7HrrrO

何か腫れ物に触る様にその期間を避けているのが分かっていた。

男もあえてそこには触れる事は無かった。

以下略



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