61: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/20(月) 02:21:05.40 ID:JPB5Xzmlo
エレナ『記録者…エレナ・パーシバル。記録内容…魔王の存在しうる仕組みについて』
エレナ『この記録が誰かに聞かれている時点で、私はもうこの世に居ない物と仮定して話しをします』
エレナ『この記録を聞いた誰か…出来ればこの事を、この問題を解決出来る人または機関へと渡して下さい。そして…』
62: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/20(月) 02:22:15.72 ID:JPB5Xzmlo
エレナ『魔王への反転する条件は何段階かの条件があり、まずその第一条件は勇者である事。それが魔王の器としての絶対条件だ』
エレナ『次…第二条件、魔王の力を受け入れるための耐性がある事。勇者が戦いで強くなる事で、耐性を増しているのだと推測できる』
エレナ『更に第三条件は、魔王を倒しその力を吸収する事。恐らくはこの時点で勇者としての限界を超えると思われる』
63: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/20(月) 02:25:12.50 ID:JPB5Xzmlo
―魔王城宝物庫―
勇者「………何だ…何なんだこれは!一体どういう事なんだ!!」
魔王「要約するとですねー…皆で仲良くなるために、魔王っていう共通の敵をでっち上げて。それを維持するために勇者を育成するシステムですね」
64: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/20(月) 02:25:57.30 ID:JPB5Xzmlo
勇者「ノーブル様…貴方は、自分が思っている程悪役を演じ切れては居ない」
魔王「私の場合、推測する以前に真相を知っていたからですけどね。それはもう少し後で種明かしします」
ノーブル「…では勇者君………何故そう思んだい?」
65: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/20(月) 02:28:13.54 ID:JPB5Xzmlo
魔王『貴様は勇者パーティーの魔法使い…一人でよくぞここまで辿り着いた。だが貴様のその命運もここで』
エレナ『いえ、そういう小芝居は良いので話を聞いて下さい』
魔王『……何?ククク、面白い。この魔王を前に臆する事無く対話を求めるとは…』
66: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/20(月) 02:29:43.95 ID:JPB5Xzmlo
魔王『…良いだろう、じゃぁ答えよう。まずは現時点での彼の強さだ』
エレナ『お願いします』
魔王『正直言って、ここまで来れたのは彼自身の力というよりも、パーティーメンバーの功績が大きいね
67: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/20(月) 02:31:32.22 ID:JPB5Xzmlo
魔王『………そういう事かぁ………本当、君は何と言うか……うん、凄いね』
エレナ『お褒めに預かり光栄です。魔王様』
68: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/20(月) 02:33:14.51 ID:JPB5Xzmlo
―魔王城宝物庫―
勇者「―――っ!! ―――っ!! ―――っ!!!」
69: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/20(月) 02:35:02.56 ID:JPB5Xzmlo
帝王「チッ…」
ノーブル「それは私からもお願いするよ…」
帝王「先代の魔王様までそっち側かよ…良いか、言っとくが手前ぇにだってムカついてんだよ!さっきのだって、手前ぇが勇者の女にあんな事を…」
70: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/20(月) 02:35:52.27 ID:JPB5Xzmlo
ヤスカル「ぜひっ…はぁ…っ…………助けて頂いた事は感謝してまス…でも一言言わせて下さい」
勇者「何だ?」
ノーブル「何だい?」
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