過去ログ - 【艦これ】じいと姫と北方旅
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/11(木) 17:39:17.26 ID:pTgsfhhR0
深海棲艦


それは突然現れ、我々の生活や命を脅かすものたちである

今でも深海棲艦との戦争は続いており、我々の生活は日々脅かされている

「……おーい、大丈夫かー…?」

そんな時代の中、私は海を見つめていた

正確には海に浮かぶあるものを

「……どうしたもんか」

そこには白い肌…つまり、深海棲艦らしき者がうつ伏せで浮かんでいた

雲一つ無いよく晴れた日の出来事であった


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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/11(木) 17:45:19.54 ID:pTgsfhhR0
※注意

このSSは艦これSSだと思う
初(長編)SS
全編にわたってオリキャラが出る
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/11(木) 17:46:36.33 ID:pTgsfhhR0
軍を辞めて幾星霜、あてもない旅を続けて数年経つ

「さて、今日も釣りに行くか」

自ら食いつないでいくために今日も食料を探しに行く
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/11(木) 17:48:30.86 ID:pTgsfhhR0
「白い浮翌遊物…?海鳥…にしては大きすぎるか」

どんどんこちらに流されてきている

そしてついにそれが人の形をしていることまで認識する
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 17:50:11.87 ID:pTgsfhhR0
助けてしまった

我々の敵であるはずの深海棲艦を

助けだした深海棲艦は外傷もなく、呼吸も落ち着いている
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 17:51:18.35 ID:pTgsfhhR0
「………………」

「………………」

お互い完全に無言
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 17:52:54.70 ID:pTgsfhhR0
しかし困った

このままでは話が進まない

私は頭を抱えた
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 17:54:20.50 ID:pTgsfhhR0
「……………」

再び無言でこちらを見つめてくる深海棲艦

私は絶え絶えの呼吸の中叫んだ
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 17:55:32.10 ID:pTgsfhhR0





以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 17:57:11.79 ID:pTgsfhhR0
「北方」

「………?」

「お前さんの呼び名だ。呼び方が分からなければ不便だろう?」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/11(木) 17:58:48.21 ID:tL8Rqe3BO
ほっぽちゃんか
期待


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 17:58:58.81 ID:pTgsfhhR0
釣った魚を箱に入れ、再び糸を垂らす

その時北方が私の袖を引っ張った

「なんだ、集中できないからやめてくれ…」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 18:00:40.53 ID:pTgsfhhR0
エサはその辺で採った虫だが、まさか虫を嫌がるか?

と思ったら、北方は虫入りの箱に手を突っ込み、鷲掴みした

「待て待て、そんなに要らん。一匹で十分だ」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 18:02:24.48 ID:pTgsfhhR0
「何をしている!?投げるのは竿じゃなくて針だ!」

濡れた体を拭きながら叫ぶ

「…………?」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 18:03:45.28 ID:pTgsfhhR0
「よし、そのまま竿を放すなよ?引いてるタイミングは私が教えるから感覚はその時覚えてくれ」

北方はこちらを見ずに頷き、じっと海面を見ていた

十分もしない頃か、糸を垂らした辺りに水紋が広がったのを私は見逃さなかった
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 18:04:51.01 ID:pTgsfhhR0
その後も北方は次々と大物を釣り上げ、十分な数を手に入れたところでやめさせた

北方の顔は非常に満足気であり、実際片付けの際に楽しかったか?と尋ねると、

「…………!」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 18:06:51.48 ID:pTgsfhhR0
さて、釣りが終わった頃には大分日が落ち、水平線に太陽が沈みかけていた

「完全に暗くなる前に飯とするか」

私はあらかじめ集めておいた木の枝などに火を起こし、鱗や内蔵を取り除いた魚を火にかけた
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 18:09:13.04 ID:pTgsfhhR0
そして、言葉を話す深海棲艦は総じて強力な力を持つと言う

それに名前を聞いた時、コイツは「せいき」、と言った

つまり、鬼や姫型の深海棲艦だということだ
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/11(木) 18:11:06.92 ID:pTgsfhhR0
『じい』ってまさか、私のことか

確かに既に50を越える年齢とはいえ、爺さん扱いされるとは…しかも深海棲艦に

「なぁ北方。私は爺ではなく、お兄さんとかでいいんだぞ?」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/11(木) 18:12:34.33 ID:pTgsfhhR0
今日はここまで
これから完結までしばらくよろしくお願いします


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/11(木) 18:24:12.16 ID:ZCSAAoo50
おつ、投稿スレに投下してた人かな
期待してます


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